親友兼恋人【東卍】 (ページ13)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:18,412 hit

42 ページ13

．

辺にいる愛美愛主の奴らを手当り次第に殴る。

人数はすげえ多いけど、大体の奴は力があまり強くない。云わば雑魚。

オレは皆と違って着物を着てる分、足技が使いにくくて色々と不利だけど、それでも数十人やった。

袖が緩々で腕は使いやすいから殴る事に集中してた。

「愛美愛主はこの程度なのかよ！！！」

デカい声でそう叫べば、腹を立ててオレの方にやってくる奴が多数。

こうすればきっとマイキーもぺーやんの方に行きやすくなるだろうと思ったから。

沢山人数が来ると、それだけ身動きが取りにくくなってくる。

下駄がクソほど動きにくい。

履いていた下駄を脱いで、そこら辺にぶん投げる。

エマちゃんに当たってない事を願っとく。

誰が何処で何人の相手してるのかが把握出来ない状況下の中で、少しずつ愛美愛主の奴らを伸していく。

東卍より圧倒的に人数が多いから、どれだけ伸しても終わりが見えてこない。

雨の中で、地面が滑りやすくなってるし視界も悪い。

一瞬だけ、ぺーやんと話すマイキーが見えた。

多分大丈夫だ。

一安心してる時に、飛んでくる愛美愛主の奴。

「ムーチョ！！周りみて投げやがれ！！！」

「状況考えて言えよ！！！！！」

全員死にものぐるいで闘ってる中で、デカい声を出したのは花垣だった。

「ドラケンくんが…！！！！！」

視線を向ければ、ドラケンの下にできる血溜まり。

心臓が大きく跳ねた。

刃物を持ってる奴が居た…？オレはそんな奴見てない、そんな、まさか。

＿＿＿＿＿＿＿キヨマサ？

．