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第三話 センラ ページ4

ディーラーは逃げ出そうとするが、青年にがっちりと腕を掴まれており逃走は難しい。

「ほら、動くな」

「くそ!」

 ディーラーはポケットに隠してあったのだろう折り畳み式のナイフを取り出し、上段に高々と掲げ、振り下ろそうとする。

「まったく、イカサマどころか血を流そうとするとか、悪い奴だなおまえは」

 観客の中から飛び出してきた男は、がっと腕を掴み、プレイヤーの青年と同じようにきゅっと手首をひねる。その痛みで握られていたナイフは手から離れ、白と黒のカーペットの上に静かに落ちる。
 プレイヤーの青年はまるで任せたと言わんばかりに拘束をとく。それを待っていたかのように、肩の関節をきめるとディーラーをテーブルに押さえつける。衝撃でチップの山が音を立てて崩れるが、そんなことを持ち主は気にせず、落ちたナイフを拾い上げる。

「浦田さん、大丈夫?」

 肩の関節をきめながら、飛び出してきた黄色髪の青年は心配そうに少し京都の訛りが入った口調で尋ねる。浦田と呼ばれた緑髪の青年は静かに頷く。

「もちろんだ。問題は……ちっ、あいつは逃げたか。入り口で捕まっているだろうが……」

 浦田は苦虫を噛み潰したかのような表情を浮かべる。その時、テーブルから少し離れた場所で一つ男の悲鳴が上がったのとほぼ同時に何かを叩きつけるかのような衝撃が床を伝って二人に伝わる。

第四話 そらる→←第二話 イカサマ



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設定タグ:浦島坂田船 , 夢小説 , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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山犬 - レンさん» 参加フォームと書かれているところの下に途中まで書いてあるところがあるので、そこに続きを入れていただければ登録されます。 (2019年6月4日 20時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - 山犬さん» すみません、IDの登録の仕方を探していたのですが…すみません、どうしてもわかりません。お手数をおかけしますが教えていただいてもよろしいでしょうか。 (2019年6月4日 7時) (レス) id: d04baceb42 (このIDを非表示/違反報告)
山犬 - 遅くなりました!イベント参加ありがとうございます!…その前になんですが、イベントの方にIDの登録をしていただいてもよろしいでしょうか…?それが完了されましたら改めてコメントさせていただきます。お手数をおかけして申し訳ございません。 (2019年6月4日 5時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - 返信が大変遅れてすみません!初めてでしたが面白いと感じさせられる小説を書けて幸いです。たった今更新したのでそちらも見ていただけると嬉しいです! (2019年6月1日 13時) (レス) id: 51cf4b06a6 (このIDを非表示/違反報告)
志麻セン寄りのcrew - はじめてなんですか!?凄い面白いです!更新頑張ってください! (2019年5月30日 15時) (レス) id: e4b55a25ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レン | 作成日時:2019年5月24日 23時

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