【鬼滅の刃】鬼になんてなりたくない

＊＊守られてばかり ページ19

炭治郎 「スミレ.....お前は家に戻るんだ」



スミレ 「えっ！？」




何を言っているのっ！？



炭治郎 「アキオの仇は俺が取る.....だからスミレは家に戻るんだ」



スミレ 「いやだっ！！私がアキオの仇をとるのっ！！そのために私は！！」



炭治郎 「ここから先はスミレが思っているよりも過酷なんだっ！！俺はっ.....スミレを失いたくないんだっ.....」




スミレ 「炭治郎っ......」




炭治郎 「俺がスミレの分まで仇を取るから.....だから.....」




炭治郎はやっぱり優しい....



その言葉に.....甘えたくなる.....




？？１ 「皆様.....今宵は最終選別にお集まりいただきありがとうございます」



すると、二人の双子のような女の子が話し出した




？？１ 「この藤襲山には鬼殺の剣士様方が生け捕りにした鬼が閉じ込めてあり、外に出ることはできません」



？？２ 「山の麓から中腹にかけて鬼どもの嫌う藤の花が一年中、狂い咲いているからでございます」




？？１ 「しかし、ここから先には藤の花は咲いておりませんから、鬼どもがおります。この中で七日間生き抜く.....」




？？２ 「それが最終選別の合格条件でございます。それでは行ってらっしゃいません」




そう言うとぞろぞろとみんなは山に入って行った




炭治郎 「スミレ....お前は....」




スミレ 「ありがとう炭治郎.....でもね、私....アキオの仇を取りたいだけじゃないの....いろいろと....知らなくちゃいけないことがあるの.....もう....のうのうと過ごすことはできない」




私は自分の肩から炭治郎の手を離した




スミレ 「私は死なないっ.....もう...守られてばかりは嫌なのっ....」




お母さんの日輪刀を手に握った




スミレ 「炭治郎もっ.....死なないでねっ.....」




炭治郎 「スミレっ....！！！」




私は走って.....山の中に入った




これで本当のお別れかもしれないっ.....




炭治郎にもう会えないかもしれないっ...でもっ....




もう私は迷わないっ.....




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



鬼１ 「女のにんげんだぁあああああ！！！」




鬼２ 「こんなごちそうめったにないぞっ！！！」





山に入った瞬間、鬼に囲まれた




いきなり鬼2体相手かっ....




スミレ 「涙の呼吸.....壱ノ型....涙川！！！」

＊＊男女→←＊＊藤襲山

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