【鬼滅の刃】鬼になんてなりたくない

＊＊呼吸 ページ14

初 「うぅううううううううっ！！！うがぁあああああああああっ！！！」



スミレ 「っ......」




初ちゃんは小春さんに抑えながらも、私に手を伸ばしている



私を食べたくて仕方がないのだろうか.....




スミレ 「っ.....？」




その時、私はフト疑問に思った




なぜ初ちゃんは私だけを食べようと.....？



自信を取り押さえている小春さんには見向きもしない




私は稀血でも何でもないはずなのに......




小春 「初っ.....ごめんなさいっ......あなたも人間に戻すことはできなかった.....」



そう言うと.....小春さんは懐から小太刀を取り出して、初ちゃんの首元に当てた



小春 「せめてっ....最後は一思いにっ.....」




初 「がぁああああああっ！！！いやだぁああああああああっ！！！」




小春 「っ....！？(ドカッ！！！」




スミレ 「小春さんっ！！！」




小太刀が首元に当てられた瞬間、初ちゃんは思いっきり小春さんの腹を蹴った




小春さんはそのまま棚の方に飛ばされて.....





(ガタガタっ！！バンッ！！





棚の下敷きになってしまった





血もどくどくと出てきている.....





スミレ 「そんなっ.....小春さんっ！！」




小春さんが死んでしまった......




この血の量じゃ.....もうっ.....




初 「うがぁあああああああああああああああっ！！！」




スミレ 「うっ....！！」




再び初ちゃんが私に襲い掛かってきた



ギリギリで小太刀で防ぐが.....もう.....力が出ないっ.....





スミレ 「初ちゃんッ......」



初 「うっ....ううっ.....」




初ちゃんは苦しそうだ......





スミレ 「..........」




初ちゃんを殺したくない.....でも.....本当にそれでもいいの....？一生....鬼のまま....人間を食う生き物になってしまって.....




初 「っ....たすっ....けてっ.....」




スミレ 「っ......！！」




初ちゃんッ.....





(ドンッ.....！！





私は初ちゃんを突き放し、小太刀を構えた




スミレ 「ごめんねっ.....初ちゃんっ.....





.





.






.





.







.







.







.








.




涙の呼吸.....壱ノ型....涙川.....」




(ザパッ！！！





初 「あっ.....」




川が流れるように.....初ちゃんの首を斬った....

＊＊2種類の鬼→←＊＊変化

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す