サイコパス【DOG】

＊＊さすがに..... ページ23

ミズキ 「BugLugは強い”地元愛”を持っている男たちでね......出身中学校の後輩がやられたと聞けばそれが仮に族関係者じゃなくても探し出してぼこぼこにするそうだ」





そんなに.....






ミズキ 「見てみろ....」





ミズキ君が再び私に写真を見せた






A 「こっ...これは....」





写真にはメイ君があの2人組をぼこぼこに殴っている写真と、メイ君の顔がはっきりと映っている写真があった





ミズキ 「俺はあの日....君を尾行していた。その時撮った写真だよ。そして........その2人はBugLugの中学の後輩だったんだ」






A 「えっ....！？」






ていうことは.....






ミズキ 「俺はその写真をBugLugのもとに送り付けておいた。おそらくBugLugはメイをマトにかけるだろう....」






A 「そっ...それって.....私とメイ君の仲を引裂くとか......そういう話じゃなくて....メイ君本人を襲わせるってことですか.....！？」





ミズキ 「そうだ、メイが再起不能なくらいダメージを受ければ必然的に君への束縛も解消するだろう」






そんなっ！！！






A 「そんなの反対です！！ひどすぎますよっ！！！」





確かにっ.....メイ君にはいろいろ怖い思いをさせられたけどっ.....






A 「大体....ミズキ君はメイ君が人殺しだとか言ってるけど別に証拠とかないじゃないですか！！確かにちょっと変な人ではあるけど......いくらなんでも.....」




(ダンッ！！！





A 「っ.....！！」





いきなりミズキ君がテーブルにこぶしをたたきつけた





ミズキ 「甘えたことを言うなっ！！！ヤツは滅ぶべき存在なんだっ！！！」






いつも冷静なミズキ君が、いきなり怒鳴った






(すっ....





そして私にノートを渡した





ミズキ 「今日見せるつもりはなかったけど.....みてみるといい、そこに真実が記されている」






私はノートを手に取った






ミズキ 「第1の”ドレイ”.....高梨恵那の残したノートだ.....」





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高梨恵那side





親にも友達にも言えない.....本当のことをここに書こうと思います





私は今年....7年ぶりにこの町に戻ってきました。




松谷中に転校したのだけれど......口下手なせいかいつまでも友達ができませんでした.....

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