タロットカード ページ10
その日は午前で終わったので
アーニャの部屋でティータイム
私を占ってくれるらしい
…言われてみれば占いのLvが99だったね
「うーんとなぁ…」
アーニャの占いはタロット占い
カードが何枚もあるから何が何かわからない
「結果、アリスは主人公らしい」
『主人公?』
「知らん、私に聞くな
あと何や?恋愛やっけ?
恋愛はな〜…これからアリスモテんでぇ
でも困難を乗り越えたら本命と結ばれるわ」
よっしゃ、私はライト君とエンド向かうから
モテる…最初に主人公って言ってたよね?
…と言うことは、私は乙女ゲームの主人公か
私はジィーッとアーニャを見つめながら思う
『(ごめんアーニャ…これからの恋愛フラグ
全部アーニャに意地でも渡すから!) 』
アーニャは私が見つめていたからか
頭に?を浮かべていた
「…まぁええわ
んなことよりもや、ライトのこと好きなん?」
いきなり聞いてきた
え?もしかしてアーニャもライト君のこと…
「あ、勘違いすんなよ?
別に私はライト好きちゃうから
前も言うたやろ?仕事仲間ってさ
私が好きなんは師匠だけやし」
『なら良いんだけど……ん?師匠?』
「師匠ってのは私の師匠や
今どこにいるんか、わからへんねんけどな」
『名前とかは…』
「名前?ナティア言うで、師匠は」
ナティア…この名前隠しキャラの“魔王”の名前だ
え、この子の師匠って魔王ってこと!?
あ、ちなみにこの世界の魔王は悪者ではない
魔物が唯一暴れないようにできる存在
なので逆にいいキャラだろう
確か…白髪の長髪で青い目をしたショタっ子
魔王って見た目ではなかった
いや、マジか…
「…?アリス、ついに狂ったか?」
『狂科学者に狂ってるって言われたくないかな』
あ、素が出てしまった
でも本当のことだ、アーニャは狂科学者の称号を持っている
狂ってる人に狂ってるって言われたくない
「狂科学者…?あぁ、師匠は確かにアレやわ
自分の体つこうて薬開発しとったで
まぁ私もやけどさ、でも私も師匠も状態異常無効持ってたみたいで大したもんはできんかったな
作った薬をネズミに注入して遊んどったで」
いやいや!ネズミだって生きてるんです!!
遊び感覚で殺さないでください!
終わり←筆記テストの結果
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