筆記テストの結果 ページ9
ついでに言うと、男子のとこはライト君がギリギリ勝ったそうだ
ライト君とルイさんだったらしい
いや、ライト君と互角に戦うのすごい
ライト君はエルフと竜人の良いところをそれぞれ持ってるからね
魔力量が多く数多くの魔法が使え、扱いも上手
竜人のスピードや攻撃力、防御力とかも
まぁ鑑定できないからなんとも言えないけど
「おーアリス、筆記どうや？」
隣の席はアーニャとライト君
ダラーンと机にもたれかかっているアーニャはご機嫌斜めだ
『大丈夫？』
「大丈夫なわけあるか！
薬草とかならいけるけど…
魔法は無詠唱や！呪文なんて覚えとるか！」
魔法を発動する時は呪文がいる
それを覚えないと発動しない
…まぁ、私も無詠唱でいけるんだけどね
一応覚えてるよ、うん
「…元気だせ」
ポンッとアーニャの頭に手を置くルイさん
一応この二人の席は隣だ
でもお互いは婚約者じゃないらしい
「テストを返します」
その言葉と共に返ってくるテスト
パシッと掴んで点数を確認する
アリス・オグナーズ 500／500
よっしゃっ！満点だ！
いや〜、前世ではファンタジーに憧れてたし
すごい興味津々に読んでたかいがあった
両隣をチラリと見ると…
ライト・オグナーズ 500／500
アーニャ・ネクロブラッド 400／500
さっすがライト君！
あ、ライト君は私の家の婿“養子”
養子に違いないので名前が増えてます
アーニャは筆記が苦手みたい
と言うか、呪文のテストを全部落とした
他は満点と言う、何とも恐ろしい
と言うかヒールとかファイヤーボールとかくらいは覚えろよ
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