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あなたとつながりたくて。 sgi ページ15

運命のひとの続編です。
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yourside
須貝さん。
あなたの部屋に無理やりに入ってしまいましたが、ものすごい緊張してます。

だって、好きな人の家に上がってしまったんです。

須貝駿貴の部屋については知っていたし、外から写真を撮ったこともあるので大体知っているけど。

それとこれとじゃ、全然違う。

なにより、

ここには須貝駿貴の匂いが充満していて、好きがあふれそう。

いや、相手は病人。
ここで襲ったりしたら、だめだ。
お隣りさん。その肩書なだけだから。

でも、やっぱり

『須貝さん。』

『こんな時ですけど、好きです。』

本人を見つめて言うことなんて不可能に近いからそっぽを向いて心の中で思うだけだけど。

「ちょ、Aちゃん。今、なんて?」

えーっと、わたし何か言ったっけ?
まさか、声に出てた!?

『す、須貝さん。今、わたしなんて言ってました!』

「えと、あの、好きです、と。」

若干照れてしまう須貝さんに愛しいと思うけど、それよりも。

『ひゃあっ、ごめんなさいー。』

謝ろう。
思わず立ち上がって90度のお辞儀をした。

「Aちゃんっ、大丈夫だから。ちょっと嬉しかったし。」

えーと、須貝さん?
嬉しかった?

『あの、須貝さん。どういう風に思いました?』

「え、え、えーと。」

以上に動揺してるなぁ。

『嬉しい、って思ってくれました?』

「っ、不覚にも。」

やっぱり。

「でも、俺にむけた言葉じゃあないでしょ。」

何を言ってるの、この人。

『須貝さんに向けて言った言葉ですよっ。だって、須貝さんは運命のひとだし…。ハッ。』

言っちゃった…。

「あの、Aちゃん。俺のこと好いてくれてるの?」

『はい…。』

ばれたら仕方ない。
全部言って、須貝さんの記憶に残れば万々歳だ。

「えぇーっと、俺もなんですが…。」

『はい?』

「だから、俺もAちゃんのことが好きなんですー。」

須貝さんのことだけを考えて、妄想してきた脳が混乱しているんですが。

「じゃあ、付き合ってくれませんか。って言った方が、通じる?」

『星が綺麗だとずっと思ってました。』

私だけが思ってて

「俺も。」

『だけど、虹が綺麗だと、その一心でやってきたら。』

どうにかしてあなたとつながりたくて。

「今日はとても幸せです?」

あなたと一緒居れて幸せです。

『はい。』

「よかった。」

『須貝駿貴さん、付き合ってください。』

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順位が更新されてる!
また、理系に文学を…。

わかれどころ。

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作者名:わかれどころ。 x他1人 | 作成日時:2020年4月5日 23時

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