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you side
何はともあれ今日は疲れたので早く眠りに就きたい気分だ。
案内された医務室のベッドに寝転び、眠ろうと目を瞑る。
kn「…なぁ、起きとるやろ？」
隣から声が聞こえてきた。
眠気で頭が回らなくなっていた僕は、おもむろにはい、と答える。
kn「俺、お前のなにが気に入らないか、ずっとずっと考えてん。」
いきなりすらすらと話はじめたコネシマさんには驚いたが、止めはしない。
せっかく、心を開いてくれるチャンスが訪れているのに自分から台無しにするやつがどこにいるんだ。
kn「…でも、わからへんねん。…おかしいやろ？意味もなくお前を嫌って、突き放して。」
自傷気味な笑いをもらすコネシマさん。
『…おかしい、訳ないじゃないですか！普通はみんなそうですよ！知らないやつがいきなり現れて、警戒しない人なんて居ないですよ！』
もう皆寝静まった夜なのも気にせず、大きな声を出してしまう。
それぐらい、大事なことなのだ。
『……ここの人達は、優しすぎるんですよ。』
ポツリと呟いた一言は、恐らくコネシマさんには聞こえていない。
ただただ、長い沈黙の中、返って来る返事を待っていた。
kn「…いきなり殴って、悪かった。」
さっきよりも格段に小さくなった声に、思わず笑いそうになった。
そのあとすぐに、規則的な寝息が聞こえてくる。
きっと疲れているんだろう。
『これからよろしくお願いしますね。コネシマさん。』
僕はそう呟くと、目を瞑り、眠りについた。
「ロ_、_ウ、ロウ！！」
『…うわぁっ！？』
いきなり聞こえてきた轟音。
驚いて目を開けると、僕の顔の真ん前に黄色い瞳の人物が。
『コネシマさん？』
kn「遅いでロウ！！はよせな朝食に間に合わへんで！」
昨日とはうって変わって、大声で話し出す。
kn「言ったやろ？ロウ。「これからよろしくお願いしますね」って。」
恐らく驚きが顔に出ていたのだろう。
コネシマさんが説明をくれた。
『…！っ起きてたんか！』
顔が熱くなり、今すぐ何処かに隠れたい！という思いで頭がいっぱいになる。
準備を全て済ませ、食堂へと突っ走る。
さすが軍人、といったところだろうか。
息切れを全くしていない。
kn「あ、そうや、俺のことシッマって呼んでぇや。」
いつまでもコネシマさんじゃ堅苦しいやろ？と笑うコネシマさんは、まるで太陽のようだった。
いや…金髪だからそう見えるのか？
『…じゃ、そう呼ばせてもらうわ。シッマ。』
どちらにせよ、シッマが僕の中で太陽のような存在になったのは間違いなかった。
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ブラウン(プロフ) - 雨天時さん» コメントありがとうございます！若干スランプで更新頻度遅いですが、頑張ります！！ (2021年3月23日 21時) (
レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
雨天時 - え、待って神作じゃないっすか (2021年3月22日 22時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - らいらいさん» コメントありがとうございます！！私も更新がんばるんるんです。 (2021年3月9日 20時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい - えっ…好き。続きが気になりまくるんるんです！更新楽しみにしてます！でも体調にはおきおつけて、 (2021年3月9日 19時) (レス) id: f6115359b4 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - まんぼーごりらさん» 嬉しいです！更新頑張るどー！！ (2020年12月23日 15時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
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