【番外編】メイク ページ45
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【Aside】
『……ねむ…。』
ふわふわの布団からモゾモゾと体を起こす。
目が覚めればそこは今だに慣れない光景。
宇髄の家の寝室だ。
横をみれば宇髄の姿はなく、先に起きたのだとわか
る。
・
『ふぁ〜。…おはようごさいます。宇髄さん。』
リビングに出て宇髄に挨拶する。
宇髄は既に準備万端。なにか足りないといえばいつもの独特なメイクだけだ。
宇髄「はよ。朝メシできてるぞ。」
『…ありがとうございます。』
覚め切ってない頭のまま朝のトーストを噛じる。
朝ごはんを食べながら、鏡に向かって何かをしている宇髄をじーっと観察する。
メイクだ。
宇髄は慣れた手つきでメイクの準備をしている。
『…宇髄さん。それ、私したいです。』
そんな一言がポロリと出た。宇髄もビックリしてこっちを見る。
サラッと発した言葉に焦ってさっきの言葉を取り消してもらおうと、
『あ、やっぱり大丈夫です。』
なんだか恥ずかしくなって、残っているトーストを口に含む。
いそいそとご飯を食べていれば後ろからギュッと抱きしめられる。
『ング。う、宇髄さん?』
危ない。危うく口の中のものを喉に詰めてしまうところだった。
宇髄「描いてくれんの?」
『え、……。 いいんですか??』
宇髄「おう。」
『急いで準備してきます!』
・
パジャマから制服に着替えて、髪を整えて、歯を磨いて準備は完了。
宇髄がくれたA用の部屋からリビングへと戻る。
『準備できました!』
宇髄「…早ぇな。んじゃ、さっそく頼むわ。」
『はい!』
なんだか、宇髄がいつもしていることをするとなるとワクワクする。
宇髄愛用の筆を持って、宇髄の前に座る。
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彩(プロフ) - とてもおもしろかったです!! (2021年1月11日 18時) (レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - とても面白いです!!で,すいません、私の理解力がないだけなんですが,足立って誰ですか?この後にその話が出ていたらすいません、どうしても気になってしまいましてこれからも頑張ってください!! (2021年1月11日 17時) (レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - りなおさん» りなおさんこんにちは!コメントありがとうございます!感動して頂けたみたいで良かったです(*´˘`*)短編集の方もよろしくお願いします!! (2020年9月7日 8時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
りなお(プロフ) - 一気に読ませていただきました!ラストは私まで涙が溢れて止まりませんでした(TT)素敵な作品をありがとうございます!短編の方はこれから読ませていただきます!楽しみです! (2020年9月7日 3時) (レス) id: 712037cba2 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - Miraiさん» ホントですか!?よかったです!! (2020年2月11日 16時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2019年12月14日 2時