雪が嫌いだった宇髄天元が雪を好きになった理由。【現パロ】２

EPISODE 54* ページ11

【Aside】





炭治郎「それで、Aさんはどうして俺たちを避けるんですか？」







『それは…。その…。』







善逸「俺、Aさんと話せないと死んじゃいますよ！」







(ど、どうしよう…。なんか人気多くなってきた？

やばい。傘間さんの友達がいるかも。)







『ごめん。善逸君…。みんな。

その、これにはわけがあって…。』








伊之助｢訳ってなんだよ。｣








『ごめん。それだけは言えない…。

皆にはこれ以上迷惑かけれなから…。



…今まで仲良くしてくれてありがとう。


すごく、楽しかったよ…。』







ほぼ無理やり話を終わらせて3人の間すり抜ける








伊之助｢あっ！おい、まて雪おん…、｣







炭治郎｢伊之助。｣







走りながら後ろを振り向けば炭治郎に腕を掴まれている伊之助。






(ごめん。みんな。ほんとに…ごめん。)





______________________

【傘間side】





傘間(あの子はちゃんと約束守ってるのかなぁ？)







教室で何人かの女子に囲まれた状態で話す。







傘間｢いい？何か情報あったらすぐに私のとこに持ってきてねぇ？｣







すると、1人の女子が口を開いた。







｢あのさ、莉奈。

もしかしなくても、これっていじめなんじゃない？

莉奈もやりすぎなんじゃ……。｣







傘間｢は？｣








何言ってんのこいつ。








傘間｢じゃあ、私から離れれば？

まぁ。その時はぁ



……どうなっても知らねーからな。｣








｢ヒィっ！

わかった。わかったからそんなことしないで！｣







怯えるその子の頭を優しく撫でてあげる。







傘間｢わかったんならいいの♡

それじゃあ〜、さっさと情報持ってこい。｣







ちょっと睨んだだけで泣きながら走って行っちゃった。








傘間(雪那さぁん。私、どんな手を使ってでもアンタをこの学園から追い出すからねぇ。


…そしたら、宇髄さんはアイツのことを忘れるから、私と結ばれてハッピーエンドってわけ！)








想像しただけでニヤリと笑みが零れてしまう。

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