EPISODE 26* ページ29
【玄弥side】
玄弥(雪那A…。どっかで聞いた事あるような…。)
Aとバイバイしてから今日は部活がないので、かえりにスーパーに寄って必要なものを買って家に帰る。
家は兄と二人暮しだ。
前世ではそうとう嫌われていたが、なんだかんだ仲直りすることができて、今ではお互いを支え合いながら生きている。
そう、不死川兄弟にはAと同様に前世の記憶がある。
玄弥「ただいまー」
実弥「おかえりィ。買い物してきたか?」
玄弥「うん。してきたよ。」
メガネをかけてパソコンに向かって仕事をしている兄に返事を返す。
この時間帯の実弥は忙しいので夕食はいつも玄弥が作る。
台所に行って、いつものように料理する。
・
玄弥「兄ちゃん、できたよ。」
実弥「ん。」
二人で向かい合って座る。
いただきます。と手を合わせて箸を持つ。
実弥「…今日もうめぇ。」
玄弥「ほんと?よかったー」
二人で他愛もない話をしながら食事を進めていたところで玄弥があの話を思い出した。
玄弥「あ、兄ちゃん。そういえば、雪那Aって人知ってる?」
雪那A。その名前を口にしたら、目の前の兄はむせ返った。
玄弥「えぇ!だ、大丈夫?」
実弥「お、おい!なんでお前がその名前知ってんだ!」
玄弥「い、いや、今日学校で助けてあげたのがその子で…。
なぜか兄ちゃんのこと知ってたから。」
実弥「その子? おい玄弥ァ。その雪那Aって何歳だ。」
玄弥「俺と同級だよ?」
そう言うと、「まじかァ。」と項垂れる。
玄弥「に、兄ちゃん。その人と知り合い?」
兄があまりにも大きな反応をしたのでどういう関係なのかが気になる。
玄弥(も、もしかして、恋人とか…!?)
実弥「変なこと考えんなァ。
雪那Aは俺達が鬼殺隊だった頃の雪柱だよ。」
玄弥「は、柱ぁ!? 」
驚きが隠せない。柱だった人達は大半の人達が大人として今を暮らしているのに、雪那は玄弥と同級生なのだから。
玄弥(た、たしかに、雪柱って聞いた事あったぞ……。実際に会ったことはなかったけど。
だから、兄ちゃんを知ってたんだ…。
……、ん?まてよ?)
玄弥「兄ちゃん。元雪柱様が兄ちゃんのこと知ってるってことは…。」
実弥「あァ。
間違いなく、アイツには前世の記憶がある。」
その事実を知って兄はニヤリと嬉しそうに笑う。
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こんぺいとー。(プロフ) - 名前変えたい涙さん» ドタバタ編集したのでもしかしたらまだ名前がそのままになっている所があるかもしれません(汗)その時は言ってください!直ぐになおします! (2020年2月8日 20時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - 名前変えたい涙さん» 名前変更しました!本当に申し訳なかったです...!どうか最後まで読んでもらえると嬉しいです。 (2020年2月8日 20時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
名前変えたい涙 - こんぺいとー。さん» なんかすみません…私1人のためにそこまでしなくても平気ですよ…!! (2020年2月8日 18時) (レス) id: 6fb7d582a8 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - 名前変えたい涙さん» ぱっと思いついた名前を付けました。不愉快な気持ちにさせてしまい、ホントに申し訳ないです…。足立の名前を変更するのでどうか読んで欲しいです。編集が終わるまで少し時間がかかるかもしれませんがそれまで待って頂けますでしょうか? (2020年2月8日 12時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - 名前変えたい涙さん» ホントに申し訳ないです!!!ごめんなさい!! (2020年2月8日 12時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2019年11月6日 18時