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｢わ、手もちっちゃい！
俺と比べたら！ほら！伊沢見て！｣
急に手を取られてびっくりした。
無意識に距離が近い方なんだな…？
須貝さんの大きな手が私の手に合わさって、なんだか緊張してしまう。
｢まじで、いつか須貝さんセクハラで訴えられるよ｣
｢セクハラ？！｣
『あ、や、大丈夫ですセクハラなんて思いませんから』
むしろ須貝さんのファンに申し訳ないぐらい。
｢でもそろそろやめておいた方が身のためだと…｣
伊沢さんがそう口を開いた時、リビングのドアがガチャ、という鈍い音と共に開かれた。
｢お疲れ様で……
…須貝さん何やってるんすか｣
川上さんがご到着された。が、眉間には皺が寄っていて。
｢あー、ほら、だからもうやめとけって言ったのに｣
伊沢さんが冷やかすように笑う。
『川上さんお疲れ様です』
｢うん、お疲れ
Aも何、その手は｣
『手の大きさの比べっこですよ？』
その瞬間、前みたいにまた皆さんが吹き出した。
「比べっこって…」
川上さんが呆れたように言う。
須貝さんをフォローしたつもりなのに、須貝さんまで笑っている。
『ちょっと、須貝さん、なんで笑ってるんですか、比べっこって事実ですよね？』
「ひゃー、ごめんごめん、
もうAちゃんの純粋さを肌で感じてさ〜、
川上にも悪いし、比べっこはこれで終わりね！」
手をポンポン、と優しく叩いて、須貝さんの手は離れていった。
何が何だか分からない。
須貝さんの、川上にも悪いしって言葉がひっかかる。
そんなの、まるで川上さんが私のこと好きみたいじゃない？
そんなことあるわけないから
ああやって揶揄えるんだろうけど。
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sgi side...
いや、うちの妹(仮)可愛すぎない？
純粋と言う文字を擬人化したらきっとあの子になる。
あまりの手の小ささに感動してしまって
手を合わせてしまった。
でもよく考えたら相手は女子高生なわけで。
伊沢にも、セクハラだって言われてしまった。
『あ、や、大丈夫ですセクハラなんて思いませんから』
まじでいい子。
このまま持って帰ってしまおうか。
｢でもそろそろやめておいた方が身のためだと…｣
そういった伊沢の声が聞こえて、
なんで？と問おうと口を開いた時、リビングのドアが開く。
そこには川上がいた。
…えっ？伊沢？なんで、早く言ってくれないの？
｢お疲れ様で……
…須貝さん何やってるんすか｣
怖い怖い怖い、目が笑ってないもん。
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ぷち。(プロフ) - わああ、ありがとうございます(T＿T)完全私の妄想をお届けしているので、本当に嬉しいお言葉です、これからも頑張ります！よろしくお願いします(*´`*) (2019年12月29日 18時) (
レス) id: 405e211a09 (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - ずっとギュンギュンしっぱなしです…素敵な作品をありがとうございます！これからも更新楽しみにしていますので無理せず頑張ってください！素敵な夢をありがとうございます（；_；） (2019年12月28日 1時) (レス) id: 3842b3f5d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷち。 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年12月5日 19時
