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ゲームマスターの言葉にいち早く反応したのは、白銀の髪を持つ1人の若い男だった。
イラついたように舌打ちをしてステージに近づくと、勢いよくゲームマスターの胸ぐらを掴む。
そしてそのままグーでゲームマスターの頬を殴り付けた。
『…っ、』
「あの馬鹿…！」
歪んだ表情を隠そうともせず、男はゲームマスターを踏み付ける。
そして額に青筋を浮かべたまま、大声で喚き散らした。
「巫山戯んじゃねぇ！なんで俺らがそんなことしなきゃなんねぇんだ！！さっさと元の世界にかえしやがれ！！」
まぁまぁ大柄なその男。本当なら彼の足の下にいるゲームマスターには相当な圧力がかかっているはずだ。
それなのにゲームマスターは顔色ひとつ変えない。
それどころかさらに笑みを深くして、怪しげに笑っていた。
「…ふむ」
不意に彼は腕を振る。
彼の手からスティックが滑り落ちた。
彼のスティックが宙を舞い、男の足を払い除ける。バランスを崩した男が尻もちを着くと、まるで自我を持ったかのようにスティックが男を押さえつけた。
「は！？な、なんだよ、このっ！！」
「丁度いい。まだよくこの状況を理解出来ていない方も多いでしょうし、勇気ある彼に実演してもらうとしましょう。」
そういうや否やゲームマスターは自身の懐から黒い拳銃を取り出す。ガチャりとセーフティーを解除した彼は、その黒光りする銃口を迷うことなく男に向けた。
青ざめた顔でやめてくれ、とつぶやく男。
もう、誰も抗議の声はあげていない。
「…命をかけるとは、こういうことですよ」
…彼は、引き金を引いた。
「…ひっ、…、いやぁぁあぁぁぁぁ！！！！？」
「きゃぁぁぁああ！！！」
「うわぁぁぁあ！！？？？」
鮮血が舞う。
ぐったりとして動かなくなった男をゲームマスターは躊躇なく蹴りあげた。
プレイヤーたちは悲鳴をあげて後ずさる。
まるで私たちを弄ぶかのように彼は銃口をこちらに向けた。
『ひっ、』
「大丈夫や。多分あいつに撃つ意思はないで」
闘技場がパニックに包まれる。
消えることなく放置されたままの遺体。
ゲームマスターは、不気味なくらい口元に笑みを浮かべていた。
「では、ゲームスタートです！」
プレイヤー達は、この現実から逃げ出すかのように闘技場から走り出した。
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ごはん - 2度目のコメント失礼します!!!今日見たら続編が出ていてとても嬉しい気持ちになりました！！続編の方でも自分のペースで頑張って下さいね!!!楽しみです〜！！ (2021年7月10日 2時) (
レス) id: 7774cb1cfe (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ(プロフ) - 狐火さん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！これからも頑張りますねー！ (2021年7月9日 21時) (レス) id: 7b4b293a35 (このIDを非表示/違反報告)
狐火(プロフ) - 続編おめでとうございます！続編に移ってもずっと応援し続けますので、更新、待ってます！！少しずつ依存し始めてる夢主…良いですね（） (2021年7月9日 21時) (レス) id: a78dc8dbc5 (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ(プロフ) - bhさん» 更新お待たせしてすみません。そう言っていただけるなんて本当に嬉しいです！ありがとうございます！これからも頑張りますねー！ (2021年7月9日 19時) (レス) id: 7b4b293a35 (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ(プロフ) - ごはんさん» わー！そう言っていただけるなんて光栄です！ありがとうございます！これからも頑張りますー！ (2021年7月9日 19時) (レス) id: 7b4b293a35 (このIDを非表示/違反報告)
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