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「……っだぁああ！！！しゃあねぇな！乗ったるわその提案！！」
ロボロからの美味しすぎる提案。
それを提示され、先に折れたのはシャオロンだった。
悔しそうに大声を上げて、自ら武装を解除する。そして顰め面のまま扉の前に歩み寄ると、防犯カメラに向かってヒラヒラと手を振ってきた。
「ほら、武装解除したったで。早うA解放せえ」
「ん、ええで」
シャオロンが武装解除するのをしっかりと見つめていたロボロ。全ての武装を解除したことを確認した彼に縄をほどかれ、やっと腕が自由になる。ずっと同じ体制で転がされていたせいか、体のどこかしもが痛かった。
扉を開けてシャオロンに駆け寄れば、顰め面のままガシガシと頭を撫でられる。
乱暴だけどどこか優しいその手には、少し爪が食いこんだような跡が着いていた。
『ありがとうございます…』
「…ん。ま、提案したのは俺やしな。流石に助けへんのは俺の良心が痛むやん？」
『………え、でも見捨てようとしてませんでした…？』
「あんなんジョークやジョーク」
そういう彼は、どこか申し訳なさそうな表情だ。
ゆっくりとこちらに手を伸ばし、縄の跡がついた手首をするりと撫でられる。一瞬だけ真顔になったように見えたが、すぐにいつも通りの笑みを浮かべていた。
「……ま、これで交渉成立やな。これからよろしゅうな」
私に続くようにして、満足気な笑みを浮かべたロボロも放送室から出てくる。
するとその姿を視界に入れたシャオロンがいち早く私を自分の背にかばい、ジロジロと彼の姿を観察して小さく鼻で笑った。
「………はっ、なんや、案外チビなんやな。ビビっとった俺が阿呆みたいや」
「あかん殺したい」
彼らの間はギスギスしているが、今は攻撃するような素振りはない。
どちらも怖いことに変わりはないけれど、まだ私を殺すつもりは無いであろうシャオロンの方が安心できて、私は彼の背から離れることが出来なかった。
《プレイヤー名:シャオロン 性別:男》
《総合Lv6 戦闘Lv10 生活Lv1》
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更新遅くなってすみません………。
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ごはん - 2度目のコメント失礼します!!!今日見たら続編が出ていてとても嬉しい気持ちになりました！！続編の方でも自分のペースで頑張って下さいね!!!楽しみです〜！！ (2021年7月10日 2時) (
レス) id: 7774cb1cfe (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ(プロフ) - 狐火さん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！これからも頑張りますねー！ (2021年7月9日 21時) (レス) id: 7b4b293a35 (このIDを非表示/違反報告)
狐火(プロフ) - 続編おめでとうございます！続編に移ってもずっと応援し続けますので、更新、待ってます！！少しずつ依存し始めてる夢主…良いですね（） (2021年7月9日 21時) (レス) id: a78dc8dbc5 (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ(プロフ) - bhさん» 更新お待たせしてすみません。そう言っていただけるなんて本当に嬉しいです！ありがとうございます！これからも頑張りますねー！ (2021年7月9日 19時) (レス) id: 7b4b293a35 (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ(プロフ) - ごはんさん» わー！そう言っていただけるなんて光栄です！ありがとうございます！これからも頑張りますー！ (2021年7月9日 19時) (レス) id: 7b4b293a35 (このIDを非表示/違反報告)
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