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Aside
頭の痛みも見事に消えた次の日。
「神家さん」
突然自分の名前を呼ばれ反射的に振り返る。
悠木「悠木です。この間はありがとうございました。」
「あ、いやいやこちらこそ！」
悠木「私…神家さんとお話したかったけど…ベロベロに酔ってしまって…大変ご迷惑を…。」
悠木さんは恐らく舞ちゃんと寝てた事を仰っているのだろう。
みんなで何とか悠木さんを起こしたのだ。
舞ちゃんは起きなかったけど…。
「いえいえ、全然迷惑じゃなかったですよ。それに…私と…？」
悠木「はい！なので、代わりというか…なんと言うかで、この後一緒にランチ行きませんか！」
「あっ、是非！」
その瞬間、悠木さんの顔がパァァァと明るくなった。
悠木「じゃあ、さっそく行きましょうか！」
「あっ、はい！行きましょう！」
──────────
と、言う事で。
「美味しそう〜…。」
ここはパスタ専門店らしく、メニュー表にも色んなパスタの写真がズラ〜っと並んでいた。
色んな種類があり、迷っていると、
悠木「ここの店に来ると私こればっか食べるんですよ〜。」
と、シーフードパスタを指さす。
「じゃあ私、同じのにします」
悠木「ok。ここ、タッチパネルで注文できるんですよ！」
「最近は凄いですね…何でも最新で。私ペッパー君で時代は止まってますよ。」
悠木「ペッパー君w」
何て言いながら悠木さんは注文した。
悠木「……神家さんって、面白い方ですね。」
「え、そうですか？」
悠木「いや、私嫌われてると思ってたんですよ。神家さんに。」
「えっ、何で？」
悠木「いや、飲み会の時神家さんが喋らないから……その。」
「あぁ…私人見知りなんですよ。こうやって1体1ならまだ大丈夫なんですけど。」
と付け足す。
悠木「そうだったんだ……でも良かった！仲良くなれて。」
「私もです。」
悠木「ねぇねぇAちゃんって呼んでいい？」
「あ、全然良いですよ！」
悠木「じゃあ私は碧でお願いします！」
「分かりました碧さん！」
その時、2人のパスタがやってきた。
美味しそうだねって2人で笑ったのはいい思い出となりました。
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作者名：糸丸子 | 作成日時：2021年8月19日 9時
