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神家兄貴side
兄貴「……オカン、大丈夫？」
俺はオカンに水を渡す。
母「あぁ…うん。悪いね。」
兄貴「ううん。」
父「も〜…びっくりしたわ！」
なんか、オヤジが1番女子っぽいんだよ。
兄貴「でも、アイツは許せないわ…。」
母「本当…A以外にも怪我した方は居るってね…。」
父「A含めて5人だったか…？」
ニュースには、重軽傷者は5名と書かれてあった。
母「飲酒運転とか本っ当馬鹿。ﾀﾋねよ。」
父「それな。」
兄貴「若者か。」
まぁ、こうふざけているが、さっきまで胸ぐらの掴み合いの喧嘩。
結構大変な事になった。
しかしその後犯人は現行犯逮捕され、連行せれた。
あたりはザワザワよな。
父「……A、そろそろ起きたらどうだ。」
ガラス越しにオヤジが言う。
けど、やはりAは起きない訳で。
兄貴「まだ結婚もしてないのにな。」
父「け、結婚っ!!」
母「まぁ、いいわね！意外とアンタみたいに年の差とか！」
ちなみに嫁は30代前半。
俺は41。
兄貴「かもな。」
オヤジはわあわあと慌てているが、オカンはケラケラと笑っている。
この光景を見て、思ったのはオカンもオヤジも強えと言うこと。
さっきあんな事があったのにもう通常運転だ。
俺も…いや、俺は引っ張られてるのか。
兄貴「なぁ、お腹すいた。」
母「そうね、どこか食べいきましょ！」
父「どこ行く？」
母「近くに美味しいお店あるのよ〜」
と、スマホで調べるオカン。
兄貴「よく知ってんな。」
母「当たり前よ。案内するわ。」
父「それじゃあ。」
行くか、と言う時オカンがAの方を向いて言った。
母「目が覚めたらアンタも連れてってあげる。あ、もちろんお父さんの奢りで。」
オヤジもAの方を向いて言う。
父「おう、なんでも奢ったる。」
オカンとオヤジの真剣な眼差しに思わずシャキッとなったのだった。
───────
どうもどうも糸丸子です。
順位が上がってる…！ありがとうございます!!
こう言う神谷家みたいな家族に憧れます。
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作者名：糸丸子 | 作成日時：2021年8月19日 9時
