22話―薫side ページ28
薫side
「…紫音、今見たことは全部秘密にしておけ。」
雷だ。さっきの焦っていた声はどこに行ったのだろうか。いや、まだ焦っている。腹を括ったのだ。
雷は目を瞑り、力をためる。その行為が何を意味しているか、俺にはすぐわかった。
ノエルは息をのみ、紫音さんはしっかりとした足取りで立ち、雷を見つめる。
雷の目が開かれた。その目は金色に輝いており、特異な力を発している。
「時よ、止まれ、
時間停止(タイムストップ)！！！」
その瞬間、雷の体から金色の光が波紋のように広がり、その光を受けた模型たちは動きを止めるもの、姿を消すもの、まちまちといた。
「黄月君って…超能力者だったの…？」
紫音さんはぽつりと呟いた。
その言葉に雷は言葉なくこくりと頷いた。
「この状態もいつまで続くかわかんない。雷に相当負担がかかってるからな…。
だから早く逃げて。ノエル、テレポートするんだ。」
ノエルは珍しく真剣な顔で頷くと紫音さんの手を繋ぎ、テレポートした。
「さて…と、二人とも消えたか…。」
俺は呟きながら雷の方を見る。
雷ははぁ、とため息をついた。その額からは汗をこぼしている。息も少し荒かった。
「もう、解除してもいいよな。」
俺が肯定の返事をする前に雷は能力を解除した。
セピア色に染まっていた世界は一瞬で元に戻った。
「ったく…ドジ踏むなよ？」
俺がからかうように言うと雷は少し憤慨しながら近くに落ちていた箒の柄をもった。
「ふざけんなよ、その言葉、そっくりそのまま返すからな。」
雷のその言葉を合図に俺らは目の前の模型に向かって足を踏み出した。
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急に寒くなりましたね！風邪引かないように気を付けてください！私は引いちゃったので←
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー超能力(これから増えていきます。)
移動(テレポーテション)
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さっち - ギガさん» ギガさんお久しぶりです！見てくださってありがとうございます！頑張って続き書くので、これからも見ていただけると嬉しいです！ (2017年2月7日 12時) (
レス) id: 7136e7e12e (このIDを非表示/違反報告)
ギガ - さっちさん、お久しぶりです！この小説を読んでみましたがとても続きが気になりますので、頑張ってください！ (2017年2月7日 7時) (レス) id: 85a4488f75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さっち | 作成日時：2017年2月1日 22時
