16話 ページ20
「は…なんだよこれ…」
俺は思わず声をあげた。悪戯にしても悪質すぎる。
それに…修地がいるから言葉にはできないが、何か怨念を感じた。寒気。この紙を見る人全てに向けられた恨みはとても強い。
「悪質だろ…で、これが七不思議の何と関係するんだよ？」
薫が気味悪がりながら言う。薫は俺の心を読んだようで冷や汗を書いていた。そんな衝撃的か。それとも何か想像してしまったのか…。
「この学校―佐井高等学校に伝わる七不思議の3つ目、『仮名遊び』だと会長は言ってた。
内容は昔、恋をした男子がいたらしいんだけどその男子は好きな女の子に告白するために一文字ずつ手紙を書いて告白しようとしたらしい。
けど、気味悪がった女の子はその紙を全部燃やしたらしくて、それを目撃してしまった男子は失踪してしまった。それから手紙を一文字ずつ書くとその男の子の怨念が取り付くんだって。」
「そもそも手紙を一文字ずつ書くのが意味わかんないし燃やすとか校内で出来ないでしょ。何で目撃するのさ。しかもそれで失踪…。
はぁ…これ本当かよ。
あと仮名遊びってどっから来たんだし。」
雷が饒舌にツッコミをいれていく。そんなこと言ったら終わりだが。
「ハイハイ…雷君落ち着いて…。
問題は…最後に入れられた文字は何なの…？」
珍しく修地が雷を丸め込んだ。雷も不服そうな顔をしながらも修地に従う。
「『を』…だよ。
仮名遊びの言い伝えによると濁点を含まない五十音を全て…らしいから。」
「待て、ヤバくないか？」
拓望の言葉に薫が声をあげる。確かに、そうだ。
これが本当かは解らないが、危険視する必要はあるように思えた。
「そこで…だよ。」
この拓望の言葉に四人全員嫌な予感を覚えた。
知らないひとの方が多いし、俺も最近知ったが…。
「俺らで夜の校舎に忍び込んで監視することにしよう。」
破天荒な目の前の少年はにっこりと笑う。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー超能力(これから増えていきます。)
移動(テレポーテション)
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さっち - ギガさん» ギガさんお久しぶりです！見てくださってありがとうございます！頑張って続き書くので、これからも見ていただけると嬉しいです！ (2017年2月7日 12時) (
レス) id: 7136e7e12e (このIDを非表示/違反報告)
ギガ - さっちさん、お久しぶりです！この小説を読んでみましたがとても続きが気になりますので、頑張ってください！ (2017年2月7日 7時) (レス) id: 85a4488f75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さっち | 作成日時：2017年2月1日 22時
