貴族誕生~PRINCE OF LEGEND~

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『信虎…？！』


声がした方に行くと椅子に座らされて拘束されている信虎と何故かスーツを着ているコーチがいた。


『コーチ、？』


どうしてここに？と聞こうとした声はコーチに遮られる。


ノア「あぁ、せっかくこれからだったのに見られてしまいましたね。」


信虎は私の方を見て必死に逃げろと言ってくる。

ただ少しずつ近づいてくるコーチを前に逃げることも出来ず少しずつ後ずさりして行き壁に追い込まれてしまった。

『……光輝先輩にも、、
光輝先輩にもこんなことしたんですか！！！！』


ノア「あぁ、あの子は違いますよ。
少し別の道に進めてあげただけです。」


『返して、、信虎も！光輝先輩も！！
何が目的なのよ！！』

ノア「まだそれは言えませんねぇ。」


『なにそれ……』


ノア「まぁ、いいでしょう。」

コーチはそう言ってまた信虎に近づき口に何かを入れ袋をかぶせた。

そしてその上からこれでもかと言うほど鈍器で殴りつけた。

『やめ、やめて！！！もう、やめて！』


目を閉じても耳を塞いでも聞こえてくる信虎の苦しむ声。

ポロポロと涙が零れて過呼吸になりながらも必死にやめてと叫ぶだけだった。

ノア「そろそろ意識が無くなった頃でしょうか。」

また笑顔で私に近づいてきて、

ノア「今日見たことをもし別の人に口外してしまうようなことがあったらその時はバスケ少年たちでも、あなたのお兄さんでもあの人のようになりますよ。」

信虎を指さしてそう言った。

『…絶対に言ってやるから！
竜先輩も陸先輩も海司先輩も、お兄ちゃんも！！
あんたなんかに負けるはずがない！』


ノア「おぉそうですか。
では無理やりにでも記憶を消しましょうか」


その瞬間殴られた衝撃で頭を撃ちそのまま気絶してしまった。

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