庇護対象：妖精声優【男性声優】

猫背 ページ29

　





　 昔から堂々としているより



　 隅っこに立ってる方が好きだったため


　
　 背は小さな方なのに猫背になってしまった


　
　 それも今の季節は寒いのでさらに縮こまってしまう





　 『さむ・・ねむ・・』





　 一番乗りで現場に到着した私にスタッフさんが
　


　 柔らかいブランケットをくれたので



　 包まりながら台本を確認していた





　 しばらくして数人声優さんが到着し



　 挨拶は交わしたものの



　 今日はシリアスな作品のため



　 みんな真剣に台本を読んでいた



　 そして私の隣に内山昂輝さんが腰掛けてきた





　 内山「隣お邪魔するね」


　 『どうぞどうぞ』





　 それ以上の言葉は交わすことなく台本を読む





　 佐倉「おはようございます〜って
　 二人ともおんなじ角度で座ってんじゃん笑」





　 ねるねるさんが到着し私たちを見てそう言った



　 その言葉を聞いて内山さんの方をパッと見ると



　 私も内山さんも



　 見事な猫背になっていたことに気付く





　 『ほんとだ・・笑』


　 佐倉「あまりにも同じ角度してたから
　 びっくりしちゃったよ笑笑」


　 内山「寒いし眠いですもんね…」


　 『この時間にこの気温でピシッと座る能力は
　 ちょっと備わっってないです笑』


　 内山「ブランケット、
　 誰に貸してもらいました？」


　 『スタッフさんがくれました。
　 内山さんも借りますか？』


　 内山「借りようかな」





　 内山さんがスタッフさんの元へ





　 佐倉「内山さんが朝からあれだけ
　 喋ってるの珍しい〜！

　 江國ちゃんの効果か？
　 江國ちゃん静かな人の心開ける力あるのか？？！」





　 めちゃめちゃ驚くねるねるさん





　 『石田さんに関しても言われてました・・』


　 佐倉「ヒーリング効果あるんだよきっと！！

　 うちの内山さん頼んだよ！！
　 朝に生気与えてあげて」


　 『生気・・笑』





　 確かに静かと言われている方からも



　 話しかけてもらったりしている気はする



　 なんだか楽しそうなねるねるさんが可愛らしくて



　 もっと内山さんとお話ししたいなと思った

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