庇護対象：妖精声優【男性声優】

プロローグ〜始まり〜 ページ2

　

　 私の人生が大きく変わった日がある



　 あれは大学が終わり



　 駅から自宅に帰る途中だった





　 「すみませーんテレビ局のものですが

　 インタビューよろしいですか？」





　 街角インタビューと言われるものをやっていた



　 断る理由もないし



　 自分でも知っている番組だったので受けた





　 「もしかして声優の卵さんだったり？？」


　 『いえ？至って普通の大学生ですよ』


　 「そうなんですか！素敵な声だなと！！」





　 回答している途中に

　

　 テレビ局の人にそんなことを言われた



　 アニメは好きだし声優さんは尊敬しているので



　 ただ素直に嬉しかった



　 憧れていた時期はあったが



　 結局「アニメは趣味に鑑賞するのが1番」



　 と言うところに落ち着いていた





　 このときはこのインタビューが



　 人生を変えるとは思いもしなかった



　 ただ気まぐれで受けたこのインタビューが

　

　 紛れもなく自分の人生の転機となったのだ





　 この番組が放映された日



　 恥ずかしいと思いつつも確認してみた



　 スタジオにいるタレントさんたちも



　 声を褒めてくれていたので気分高揚のまま



　 ベッドで眠りにつこうとSNSを開いた時だった














　 『は・・・・・？』









　 そこには睡眠欲を吹き飛ばす



　 光景が広がっていた

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