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ビーーーー
ビーーー
ビ、
ばんっ、
ああ、この目覚まし時計、本当、煩い。
本当に、煩い。
だから選んだのだけど、本当に、煩い。
目覚まし時計を力任せに止めて。
Aはゆっくりと寝返りをうつ。
頭が痛い。
それになんだか体も痛い。
なんで、
「……。」
ばっ、
勢いに任せて布団をめくり、
Aは昨日の服のまま、よろり、とベッドから転げ落ちる。
カーテンを開けたままの窓から、
清々しく朝日が差し込む。
待って。
私、昨日、テヒョンくんといたよね…
ご飯食べて、
色々話して、
お酒飲んで
心臓がばくばくと音を立てる。
必死に思い出そうとするけれど
お酒を飲んでからの記憶が曖昧で
ただしっかり覚えているのは、
やたら近くにあったテヒョンくんの顔と
去り際に囁かれた言葉。
だけ。
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作者名：ぽるこ
| 作成日時：2018年9月11日 23時
