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突然、私こんな人間です、みたいに話しはじめて
引かれてないかな。
そもそも、伝わってる、のかな。
Aが探るように、覗き込もうとすると
テヒョンくんが、ばっ、と顔をあげ
「チャㇺシマンニョ、」
あ、韓国語が出た、と思ったら
しばらく存在を消していたコーラらしきものを、
ごくっごくっ、といい音立てて飲み干した。
「Aちゃん、ありがとう。
はなしてくれたの、ちゃんとだいじょぶ。」
ちゃんと伝わったよってことだろうか。
「Aちゃん、へんなことなかった。
しつれい、なかったです。」
そう言ってくれるもんだから、いやいやいやとつっこみたくなったけれど、
「じぇーんぶ、いっしょうけんめいで、
かおがころころかわるから、
かわいいだけ、です。」
まさかの発言に黙り込む。
テヒョンくんの前で、私はそんなに必死な百面相だったのね…
「テヒョンくん、それ、かわいくないでしょ…」
「ㅋㅋㅋ、かわいいかったです。」
笑ってるし。
「かわいいのだけど、すぐ、にげるから
それはぼくがこわいのと…
こわいとおもわせた？と
おもって、おもいました。」
ああー…怖がらせたと思わせてしまっていたのか…
とAは申し訳無いあまり、力無く
「テヒョンくん怖いこと何もしてないよ。」
そう伝える。
テヒョンくんは
んー…。と少し考えてから
「ぼくとめがあうのは、こわい？」
ゆっくり、そう言った。
痛い所突かれた。
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作者名：ぽるこ
| 作成日時：2018年9月11日 23時
