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魔法対抗試合は順調に進んでいた。
第2の課題でも、選手達は健闘した。
その中でも殊更ハリーが機転を利かせた、素晴らしい行いを見せた。
捕らえられていた他の選手の人質の生徒も一緒に、ゴールまで連れて行ったのである。
これに対し、ホグワーツ校だけでなく他校の生徒達もハリーを賞賛した。
しかし、事件は起こる。
第3の課題で、生徒から死者が出てしまったのだった。
そして、ついにヴォルデモートも復活してしまった――――…
ホグワーツ校は喪に服している。
生徒達に向かって、ダンブルドアは事の顛末を話した。
セドリックという生徒を心から悼み、闇の帝王の復活を説明したのだった。
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それから数日後。
校長室にて。
『え……異動、ですか？私が？』
Aは呆気にとられ、目の前の老人を見つめた。
ダンブルドアは静かに頷いた。
「そうじゃ…君は、ボーバトン校へ行く事になった。若しくは…それが嫌なら、元の世界へ戻るのも構わない。むしろ、その選択が最善策じゃが…」
『…何故？…話が違います！』
Aは沸き起こる怒りを抑えられない。
『校長…私をここへ連れて来た目的は？』
ダンブルドアは暫く黙っていたが、溜め息をついた。
「…全て状況が変わってしまったのじゃよ、A」
ー意味わかんない！私は一体何の為に連れて来られたの！？
Aはワナワナと震えた。
「…君の立場は、余りにも危険過ぎる。闇の帝王が復活してしまったからには、ひとまず此処から離れてもらうしかない」
ダンブルドアは哀しげに続けた。
「わかってくれ…A」
Aは歯をくいしばる。
『…私は騎士団のメンバーにはなれないの？』
その言葉に、ダンブルドアが静かに首を左右に振った。
Aはショックの余り、校長室から走って出て行った。
ダンブルドアは彼女が居なくなると、深い溜め息をついた。
「…セブルス」
そう呟くように言うと、何処に居たのか、スネイプが現れた。
黙ってダンブルドアを見ている。
「…君にも、謝らなければならぬ」
「…そうですな。彼女を引き留めろと指示をしたのは、貴方です」
スネイプが冷たい目をして低く言うと、ダンブルドアは再び溜め息をついた。
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piyo(プロフ) - 絢姫さん» 絢姫様、コメントありがとうございます(^^)とっても嬉しいお言葉…！精進します。これからもよろしくお願いします！ (2019年11月23日 22時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
絢姫 - とても面白いです！ 久々に時間を無視して読みました！これからも、応援します！ (2019年11月23日 16時) (レス) id: df8558907b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2019年11月16日 22時
