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初めてその姿を見た。

ジェームズとリリーを殺した男。

例のあの人と呼ばれた、闇の帝王の姿を。



ハリーがベラトリックスに許されざる呪文を使った後、奴は姿を現した。
囁く様に、ハリーに話しかけている。
彼の弱点を逆手に取って、先程掛け効かなかった許されざる呪文を、本気で掛けさせようとしている。




ふと、その凍てつく様な冷たい眼差しがこちらを向いた。
金縛りにあった時と同じ感覚がした。




爐海譴呂海譴蓮弔姫様の御登場か


耳を塞ぎたくなる様な嫌な感じの低い声で、話し始めた。

Aは何も言えなかった。


爐困辰伐颪い燭い抜蠅辰討い拭弔泙気そちらから出向いてくれるとはな

そう言って、ゾッとする様な笑みを向けられる。
背筋に氷をスッと滑らされたかと思った。



「…Aに手を出すな!」

ハリーが叫ぶ。
しかし闇の帝王によって、彼の杖は飛ばされてしまった。

猝曚辰討い躱僧









ー身体が動かない…!


Aはその場に立ち尽くしてしまった。

ヴォルデモートが近付いて来ても、動けなかった。


目の前に立たれ、Aは呆然とその姿を見上げた。
彼を通して、向こう側ではベラトリックスが片方の口を吊り上げて笑っているのが見えた。





燹弔気董質問だ

ヴォルデモートはゆっくりと言った。

A…と言ったな?お前は…何者だ?

その細く長い指が、Aの髪の毛を掬い取った。

猗鷯錣剖縮深い…なあ、ベラ?

ベラトリックスは恭しく頭を下げた。

「…左様でございます。マグルでも無く、純血でも無く…出生が不明です」


爐△◆沈い紡減澆垢觴圓砲蓮△修裡欧弔靴無いと思っていた…それが全く覆された気分だ

そう言って、指を髪の毛からAの頰へとなぞるように移した。

燹鎮膣屬砲覆覽い鰐気い?

その言葉に、Aはやっとの思いで首を振った。

爐曚Α跳か。何故だ?こちら側に来れば、最高地位を約束するぞ





Aは声を振り絞った。


『…嫌…』


その言葉にヴォルデモートの顔から笑みが消えた。

燹弔修Δ。ならば殺すまでだ

そう冷たく言い放ち、杖を構える。
Aは目をギュッと瞑った。









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設定タグ:ハリーポッター , 親世代 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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piyo(プロフ) - 絢姫さん» 絢姫様、コメントありがとうございます(^^)とっても嬉しいお言葉…!精進します。これからもよろしくお願いします! (2019年11月23日 22時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
絢姫 - とても面白いです! 久々に時間を無視して読みました!これからも、応援します! (2019年11月23日 16時) (レス) id: df8558907b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:piyo | 作成日時:2019年11月16日 22時

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