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時は少し遡り、不死鳥の騎士団メンバーがブラック邸に集結した時の話。
込み入った話が終わった頃。
モリーが料理の為の食材を切りながら、ハリーに話しかけた。
「そう言えば、Aの事は残念だったわね。ハリー」
ハリーはハッとした顔をした。
その表情の理由はすぐにわかった。
いきなりフレッドとジョージが頭に両手を当てて、大声を出したのだ。
「「Aロスだよ…！」」
その後双子がその事でひとしきり騒いだ為、モリーの堪忍袋の尾が切れた。
「お前達！落ち着きなさい！もうその事で三日三晩騒ぎ立てていたじゃない！」
するとフレッドが抗議の声を上げた。
「だって、まだ告白の返事もらって無いんだぜ？」
ジョージも頷いて、続けた。
「そうだ。俺達の気持ちを伝えたのに。フランスに行っちまった…！」
その言葉に、シリウスとルーピンがピクリと反応した。
ルーピンが片眉を上げて双子に言う。
「君達の気持ちを伝えた？…それは一体どういう事だい？」
「詳しく話してもらう必要があるな」
シリウスも彼らをジッと見ながら言った。
ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は顔を見合わせて、肩を竦めた。
「A？誰？」
トンクスが隣に座るジニーに話しかけた。
ジニーはやれやれ、と溜め息をついた。
「ホグワーツでマグル学の教師だった人よ。今はボーバトンへ異動になったけど。ご覧の通り、みんな彼女にお熱なの」
「へぇ〜モテモテなのね。会ってみたいわ」
トンクスは感心した声を出した。
それを見て、ジニーはクスッと笑う。
「Aって結構、面白い人が好きみたいだから、貴女とはすごく合うかもね。トンクス」
トンクスは嬉しそうに「ホント〜？」と言ってジニーと笑い合った。
そんな和やかな雰囲気とは反対に、男達4人の間には背筋が凍るような冷たい空気が流れていた。
ハリー達はそちらの方をなるべく見ないようにした。
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piyo(プロフ) - 絢姫さん» 絢姫様、コメントありがとうございます(^^)とっても嬉しいお言葉…！精進します。これからもよろしくお願いします！ (2019年11月23日 22時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
絢姫 - とても面白いです！ 久々に時間を無視して読みました！これからも、応援します！ (2019年11月23日 16時) (レス) id: df8558907b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2019年11月16日 22時
