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Aは自分の教室にて、ウィーズリー家の双子からクリスマスのダンスパーティーに誘われていた。
3人の間には、しばらくの間が空いた。
『…私、踊らないよ？』
Aは淡々と言い放つ。
しかし、2人は諦めない。
「全員参加だろ？教師だけ踊らないとかダメだろ」
「そうだ。マクゴナガル女史に怒られるぞ」
マクゴナガルの名前を出され、Aはムムム…と唸った。
フレッドがニッと笑って言った。
「あんなにダンスが上手なのに？」
『…何で貴方が知ってるの？』
怪訝な目を向けると、ジョージが肩を竦めた。
「練習の様子をこっそり拝見させてもらったんだ」
『…貴方達ね〜…』
「まあまあ、そう怒らないでくれ」
「ホント、可愛い顔が台無しだ」
『〜もう！馬鹿にしないで！』
ーくそぅ、何で私はこう歳下に翻弄されるのだろうか…
Aが歯を噛み締めていると、突然、足がフワリと宙に浮いた。
『う、うわ…！』
いつの間に立ち上がったのだろう。
フレッドが、いわゆる�爐�姫様抱っこ�瓩鬚靴討�たのだ。
『嫌！ちょっと…降ろして！』
「…どちらかをパートナーにしてくれたら、降ろしてあげるさ」
『ふざけてないで…！』
すると、ジョージがAの手を持ち、甲にキスをしてきた。
「ふざけてないよ。俺達は本気さ」
Aは顔を真っ赤にし、何も言えずにいた。
「なあ、頼むよ……好きなんだ」
フレッドが悲痛な顔をして言った。
突然の告白に、Aは頭が回らない。
ジョージも続けた。
「歳とか立場とか関係無く、本当に好きなんだ」
ーちょっと待ってくれ…！
Aはアワアワと焦る。
若者の純粋な気持ちが真っ直ぐにぶつかって来る。
自分の真っ黒に染まった心が、剥き出しにされた様で、恥ずかしくなる。
『…君達には…もっと別の、素敵な人がいるよ…』
こんなおばさんじゃなくて…と両手で顔を覆う。
ジョージにその手を掴まれた。
「…別のって誰？」
「君以上に素敵な人がいるとでも？」
フレッドも続ける。
ジョージが掴んだAの手を自分の頬に当てた。
愛おしそうに頬を擦りつける。
フレッドも顔を近づけ、Aの額にキスをした。
『…もう、本当に…』
ー勘弁して下さい…
Aはそう強く思った。
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piyo(プロフ) - 絢姫さん» 絢姫様、コメントありがとうございます(^^)とっても嬉しいお言葉…！精進します。これからもよろしくお願いします！ (2019年11月23日 22時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
絢姫 - とても面白いです！ 久々に時間を無視して読みました！これからも、応援します！ (2019年11月23日 16時) (レス) id: df8558907b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2019年11月16日 22時
