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次に二人が目を覚ましたのは、ドゴゴゴオン!!と砲弾の音が鳴り響き、休息していた町長の家が壊れた時だった。
「あ!!ゾロとAがいんのに!!!」
「死んだのか…!?腹まきの小童とキレイな髪の少女は!!!」
「おいA!!ゾロ!!生きてるか!?」
突然のことに理解が追い付かないAは、重たい眼をこすりながらなんとか起き上がる。ルフィの声が頭にガンガン響く。
「ん?」
「あーーーー目覚めの悪ィ目覚ましだぜ」
『うぅ、びっくりしたぁ』
砂簿頃が舞い、あたり一面に木片が散らばる中、どーんとふたりは居た。
幸い、Aはゾロが守ってくれたおかげで、傷一つなかった。
「オイ、無事か?A」
『うん、ゾロのおかげで!ありがと』
「よかったァ!生きてたか!」
「なんで生きてられるのよ…!!」
ぱんぱんと服についた砂埃を払う。
あーあ、これボルサリーノさんがくれた大事なワンピースだったのに…きれいになるといいけど。
「…!!胸をえぐられるようじゃ…!!!」
「町長さん」
「こんなことが許されてたまるか!!!2度もつぶされてたまるか!!!」
町長さんが怒りを顕にする
「突如現れた馬の骨に、わしらの40年を消し飛ばす権利はない!!!わしの許しなく勝手な真似はさせん!!!」
そして彼はいざ勝負!、と言ってバギーたちのいる方へ向かう。勿論、航海士さんが止めた。
「あいつらのところへ行って何ができるのよ!!無謀すぎる!!」
すると町長さんはこちらを振り返って叫んだ。
「無謀は承知!!!!」
待っておれ、道化のバギーっ!と彼は今度こそ走って行ってしまった。
「町長さん…泣いてた…!!」
「そうか?おれには見えなかった」
『すごいとこになってる?』
「なんだか盛り上がってきてるみてェだな!」
私達の言葉にルフィは、しししし!そうなんだ、と笑う。それに航海士さんが笑ってる場合かっ!!とツッコんだ。
「大丈夫!おれはあのおっさん好きだ!絶対死なせない!!」
「こんなとこで笑ってて、どっからその自信がわくのよ!!」
「おれ達が目指すのは偉大な航路。これからその海図をもう一度奪いに行く!仲間になってくれ!海図いるんだろ?宝も」
ルフィはそういうと、航海士さんに手を出す。
「私は海賊にはならないわ!
手を組むって言ってくれる?お互いの目的のために!!」
そう言うと彼女はルフィの手をぱんっ!と叩いた。

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遠井?<3(プロフ) - ライチさん» コメントありがとうございます!光栄です😭💗とっても嬉しいです!誰とくっつくかお楽しみに〜! (4月9日 14時) (レス) id: 1522a35ebe (このIDを非表示/違反報告)
ライチ(プロフ) - ゾロと夢主ちゃんとの絡みが好きすぎて...!!ぜひゾロと付き合ってほしい...!!更新楽しみにしています! (3月12日 1時) (レス) id: b468f3d3be (このIDを非表示/違反報告)
遠井(プロフ) - ハクさん» わー!ありがとうございます😿💗頑張ります! (1月12日 13時) (レス) id: 1522a35ebe (このIDを非表示/違反報告)
ハク - 可愛い夢主ちゃんの予感!!更新楽しみにしてます!! (1月12日 12時) (レス) @page3 id: 97fbe48eea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遠井 | 作成日時:2025年1月11日 23時