もうすぐ ページ2
白「あ、あそこ金星みえる。」
『本当だ。宵の明星だね。』
西の空の月の近く。
金星がひときわ明るく輝いていた。
白「あれで何等星くらいだと思う?」
『うーん・・・−2等星?』
白「てきとーだろ。」
『ちょ、ちょっとは考えたよ。白布くんは?』
白「・・・−100等星。」
『それこそ適当すぎると思う・・・』
白「しょうがないじゃん。天体詳しくないし。」
『そうだけれども・・』
少し笑いが溢れる。
白布くん、頭いいのに適当なところは適当。
白「中学のとき、何が何等星とか覚えなくてよかったじゃん。」
『たしかにね。でも私、ノートに書いておいた覚えはあるよ。』
白「へー。」
『今思えば書かなくてよかったかな・・』
白「華原は、ノートに黒板丸写しタイプ?」
『うん。白布くんは?』
白「要点だけまとめて書く。」
『そうなんだ。どうして?』
白「ノート写すより授業聞いた方が覚えやすい。どっちも頑張ったら疲れるし。」
『なるほど・・・』
確かに、私はどっちもやろうとして授業毎回疲れてる、実際。
・・・なんだか損しちゃった気分。
でも、ノートしっかりとっておかないと、不安になるし・・・
1人でもんもんとしていると、白布くんが言った。
白「別に、俺はそのやり方がいいと思ってるだけで、華原に合うかはわかんないし。」
『へ、・・・』
白「無理に変えなくてもいいと思う。華原は頭いいしさ。」
・・・・・なるほど。
頭いいかは置いておいて、確かにそうだ。
無理に変える必要はないよね・・・というか、
『・・・白布くんは、私の心が読めるの・・?』
そう聞くと、
白布くんは怪訝そうな顔をした。
白「何言ってんの?・・・でも、確かに華原の考えてることは分かりやすい。」
『?・・どうして?』
白「そういうやつだから。」
『?』
私を見て、白布くんは少し笑った。
?・・分からない。まったく解らない。
白「・・はいはい、早く混乱状態から抜け出して。」
『ん、ん?うーん、・・うん。』
白「別の話しよ。」
『そうだね。』
気付けば、空は真っ暗。
そして河川敷についた。
殆どの人は川沿いに行って見るようだけど、
私達は橋の上で見ることにした。
比較的人が少なめで、静か。
白「橋の上からだと、花火だ円形に見えたらどうする?」
『うそだ。きっと円くて綺麗だよ。』
もうすぐ、花火が始まる。
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おしお - いえいえ!こちらこそ要望に応えられずすみません・・・実は要望なんて初めてですごく嬉しかったんです。本当にありがとうございました。本当にごめんなさい。 (2019年5月7日 19時) (レス) id: e698fce4ed (このIDを非表示/違反報告)
百花(プロフ) - 理由があったんですね! 何も考えずにコメントしてしまい、申し訳ありませんでした。 (2019年5月5日 9時) (レス) id: bd93b7215e (このIDを非表示/違反報告)
おしお - 他にも読者様の中に「夢主を自分の名前に変換したい。」と思っている方がいらっしゃいましたら、参考にしたいので是非コメントで教えて下さい。 (2019年5月4日 13時) (レス) id: e698fce4ed (このIDを非表示/違反報告)
おしお - 百花さん» ご要望ありがとうございます!夢主の名前を自動変換不可能にしているのには理由があるので、申し訳ないのですが少し考えさせて下さい。やり方は知った上です。本当にすみません。 (2019年5月4日 13時) (レス) id: e698fce4ed (このIDを非表示/違反報告)
百花(プロフ) - 要望なんですけど、主人公の名前、自分の名前にできませんか? (名前)って入れればその人の名前に自動変換してくれるんですけど、もしやり方わからなかったようならごめんなさい。 (2019年5月3日 18時) (レス) id: bd93b7215e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おしお | 作成日時:2019年3月5日 19時