白布くんside3 ページ10
教室の扉が開き、担任の先生らしき人が入ってきた。
先「はーい席つけー」
先「この度みんなの担任をすることになった佐々木だ。分からんことはなんでも聞いてくれ」
教室中から「はーい」とまばらな返事が聞こえる。
佐「えー早速だが自己紹介をしよう。出席番号順でいくぞー」
自己紹介が始まった。
白鳥沢はかなり偏差値高い進学校だから真面目な奴ばっかかと思っていたが、案外そうでもないみたいだ。
このクラスは結構個性的なやつ多めで面白そうだ。
そんなことを考えていると俺の番が来て、
先「はーい次白布」
「白布賢二郎です。バレー部入るつもりです。よろしく。」
あまり深く考えずそう言うと、クラスの女子が声を上げた。
女子4「白布くん彼女いるのー？」
・・・・正直どうでもよくね？
「いないかな。」そう答えて席に座った。
そんなに気になることか？
俺のどこがいいんだろ
そんなことを考えている間にも自己紹介は進んで「じゃあ次華原ー」と佐々木先生の声が聞こえた。
自然と俺の隣のやつに視線が集まる。
すると彼女はどこか緊張した面持ちで立ち上がった。
華「えっと、華原あかりです。ピアノが得意です。よろしくおねがいします。」
へーピアノ弾くんだこいつ。
さっき自分の手を褒めてもらえたからか、彼女の口からピアノという単語が出てきてからだろうか、
ふいに彼女の手を見た。
俺より数倍綺麗じゃん・・・
白くなめらかな肌。
荒れなんてひとつもなくて、
一本一本が細くて長い指。
ピアノしてるやつはみんなこんな手をしているのかな。
俺もセッターだから手は大事にしてるけど、こいつもなんだろうな。
ちょっとした共通点見つけたかも。
そう思っていたとき聞こえてきたのが、
男子5「俺も質問いいー？華原さん彼氏いるの？」
・・・・こいつも聞かれるのか・・
自分が聞かれたときはどうでもいいと思ったくせに、
不覚にもこいつの答えに興味を持ってしまう。
華「いや・・・いないよ」
・・・・・いないんだ。
意外だ。
彼氏くらいいるかと思った。
いやでもモテない筈はないし、今だってそうだ。
でもこいつは気付いてないんだろうな。
自分の答えに、うれしそうな顔をする男子がいることも。
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おしお - それにあかりもですね・・・。あの美女2人の容姿めちゃめちゃ好きなんです・・・。 (2020年2月18日 22時) (
レス) id: 12731af34f (このIDを非表示/違反報告)
おしお - はい！ハニレモ大好きです！芹那ですよね笑「那」の部分だけ変えて他はまんまモデルにしました。不快に思わせてしまったならばすみません・・・ (2020年2月18日 21時) (レス) id: 12731af34f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 急ですみません。 あの、八二一レモンソーダ読まれてますか？ (2019年11月9日 0時) (レス) id: d5865b86c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おしお | 作成日時：2018年10月9日 15時
