過去 ページ23
お母さんはピアノの先生をしている。
私が生まれる前はピアニストだったんだって。
優子さんがお母さんは素敵なピアニストだったって教えてくれた。
今でもお母さんのピアノはすごく綺麗で、
私の憧れだ。
私もお母さんのようなピアニストになりたいといつからか思うようになっていた。
でも、いくら待っていても、お母さんが私にピアノを教えてくれる日は来なかった。
もちろん、ピアノを教えてと頼んだこともある。
だけどお母さんは「少し考えさせて、」と言って教えてくれなかった。
私はお母さんが生徒にレッスンをするところを覗くだけ・・・
・・・どうして？お母さん。
私には才能がないから・・・？
落ち込んでいたある日、ふとピアノ室からお母さんと優子さんの話し声が聞こえた。
優「あかりにピアノやらせないの？」
母「・・うん。私からあの子にピアノをやらせるつもりはない。」
優「そっか。・・・分からなくもないけど、多分、絶対音感もってるよ。あの子。
絶対ピアノに向いてる。」
母「！・・本当？でも、あんな厳しい世界に入らせるのは・・・やっぱり・・・」
お母さんの声はいつになく不安そうだった。
でも、そっか・・・
お母さんは私にピアノを教えてくれないんだ・・・
涙を拭って、自分の部屋に戻った。
夜、
いつものようにお母さんがピアノを弾いてくれる。
最後の音が弾き終わっても、起きていたのは初めてかもしれない。
母「どうしたの、あかり。眠たくないの？」
少し困ったような顔をしながらお母さんは聞いてくる。
『・・・お母さん。』
母「なあに？」
『・・・どうしてあかりにピアノを教えてくれないの？』
母「・・・・あかり、」
『なんで？あかりには無理だと思うから？』
視界が滲む。
母「あかり、違うよ、」
『あかりには才能がないからでしょ！？』
母「違う！」
お母さんは聞いたことのないくらいの大きな声を出した。
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おしお - それにあかりもですね・・・。あの美女2人の容姿めちゃめちゃ好きなんです・・・。 (2020年2月18日 22時) (
レス) id: 12731af34f (このIDを非表示/違反報告)
おしお - はい！ハニレモ大好きです！芹那ですよね笑「那」の部分だけ変えて他はまんまモデルにしました。不快に思わせてしまったならばすみません・・・ (2020年2月18日 21時) (レス) id: 12731af34f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 急ですみません。 あの、八二一レモンソーダ読まれてますか？ (2019年11月9日 0時) (レス) id: d5865b86c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おしお | 作成日時：2018年10月9日 15時
