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ar side
初めて口付けた唇。
少ししょっぱくて、暖かくて。
暫くして顔を離すと、涙に濡れるまつ毛と紅く染まった頬。
不可抗力にも、可愛いと思ってしまった。
『.....ほら、体調悪くなるから寝てろ』
「ん、.....ありがと...」
抱きしめていた体をそっと横たわらせて毛布をかける。
次第に少しづつではあったけど、最近の話をして。
気づけばあっという間に時間は過ぎていた。
面会時間は残り10分。
『.......そろそろ帰るな』
「...そっか、.......気をつけてね」
『ん...』
本当はもう少し居てやりたい。
後ろ髪を引かれるような気持ちでいると、病室のドアが開いた。
tk「夜ご飯だよ〜.......って、面会してたんだ.....」
「あ、もう終わるから.....」
『すいません、遅くまで...』
入ってきた男の看護師は俺らを何度か交互に見たあと、わざとらしく斜め上を見て考えるふりをした。
tk「あ、あ〜...俺カルテ整理しとかなくちゃ〜.....！」
「え、雄也...」
持ってきたお盆だけをテーブルに置いて、慌ただしく去っていった。
「.......もう少しだけいいってこと...かな？」
『...じゃあ、ご飯食べ終わるまで一緒いるよ』
わかった、とお盆に手を伸ばす。
メニューはお粥と煮物、いちごゼリーだった。
...あんまり刺激のある物たべれないんだな。
「いただきます...」
お粥を掬って3口食べると置かれるスプーン。
当の本人はふぅ、と息をついてゼリーを開けている。
『もうちょい食べたら？ほら...』
スプーンをとってお粥を掬うと口の前に寄せる。
「.....っ、あーん？」
『...必然的にそうなるな？』
少し考えてから��あ��、と口を開ける。
お粥を入れると素直に咀嚼した。
『おいし？』
うん、と微笑んでまた口を開けるから仕方なく手を動かした。
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ぶたのすけ(プロフ) - 花奏さん» ありがとうございます！私も言われて始めて気づきました.........！至らぬ点もあると思いますが、これからもよろしくお願い致します！ (2020年2月3日 22時) (
レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - 赤星おめでとうございます！これからも応援させていただきます！ (2020年2月3日 20時) (レス) id: ed1d1a00c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたのすけ(プロフ) - かぷなさん» はじめまして！凄く嬉しいです、本当にありがとうございます！ (2020年1月22日 7時) (レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
かぷな - はじめまして！有岡くんのキャラ、今まで読んだ小説の中で一番好きでした。すごく文章構成も上手で尊敬してます！これからも頑張ってください！ (2020年1月22日 6時) (レス) id: 5f37aa5d10 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたのすけ(プロフ) - 花奏さん» 花奏様、コメントありがとうございます！そう言っていただけて何よりです！応援本当にありがとうございます。 (2020年1月15日 19時) (レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶたのすけ | 作成日時：2019年12月18日 19時
