十滴目 ページ33
in side
病院がこんなに楽しみだったことあるだろうか...。
そう、今日は�睫擇気鵑鵬颪ζ�。
とは言っても、涼介のお見舞いも含めてだけど。
今日の朝、昨晩に決めておいた服を来て。
いつもより20分も長く鏡の前に立って寝癖を直し。
おできが出来ていないかの確認。
うん、.....完璧。
いつもトマトを食べていた自分を褒めてあげたい。
そして現在、病院の男子トイレ(個室)。
まるで女子かとでも言うように、ポーチの中から手鏡とリップを出した。
��うる艶リップ ほんのりピーチの香り��
ピクン色の蓋をとってくるりと１回塗った。
ふわりと桃の香りがする。
in「.....よしっ」
何となく、進展あればいいなぁ〜...なんて。
欲張りすぎかな。
ナースステーションについて、何度も家で唱えたあの名前を呼んだ。
in「た、�睫擇気�.....いますか？」
(あぁ…交換ですね、少々お待ち下さい)
うぅ...っ、詰まっちゃった...。
少し失敗。
そんな事を考えていると、目の前ににゅっと現れる顔。
in「うぁっ！…た、…�睫擇気鵑叩�」
tk「ふふっ、こんにちは。伊野尾さん」
in「こんにちは！…あれ、俺の名前……」
tk「あぁ、涼介から聞きました。ダメ…でしたか？」
in「い、いえ……」
涼介の事は呼び捨てなんだ……。
なんかモヤモヤする。
tk「では、治療室行きましょっか」
そんな気持ちのまま、治療室に連れて行かれた。
＿＿＿＿＿＿
tk「綺麗に塞がってますね、良かった」
テキパキと作業をしていく�睫擇気鵝�
傷が塞がっているのに、素直に喜ばなくて。
in「……もうちょっと、長引いても良かったのに」
tk「へっ？」
in「あっ、いや…今のは……」
必死に言い訳を考えるけど、出てこなくて。
暫く沈黙が続いたあと、�睫擇気鵑�口を開いた。
tk「...俺も治ってほしくなかったです」
tk「ダメですよね、こんな事言っちゃ……看護師失格ですね。……すいません」
in「っ、なんで。それは……なんでですか？」
ここでこの先を聞かないと後悔する。
多分、また片思いのままで終わる。
tk「………一目惚れって、信じます？」
眉を寄せてくしゃっと笑うと�睫擇気鵝�
低く、甘いその声は治療室に響いた。
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ぶたのすけ(プロフ) - 花奏さん» ありがとうございます！私も言われて始めて気づきました.........！至らぬ点もあると思いますが、これからもよろしくお願い致します！ (2020年2月3日 22時) (
レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - 赤星おめでとうございます！これからも応援させていただきます！ (2020年2月3日 20時) (レス) id: ed1d1a00c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたのすけ(プロフ) - かぷなさん» はじめまして！凄く嬉しいです、本当にありがとうございます！ (2020年1月22日 7時) (レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
かぷな - はじめまして！有岡くんのキャラ、今まで読んだ小説の中で一番好きでした。すごく文章構成も上手で尊敬してます！これからも頑張ってください！ (2020年1月22日 6時) (レス) id: 5f37aa5d10 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたのすけ(プロフ) - 花奏さん» 花奏様、コメントありがとうございます！そう言っていただけて何よりです！応援本当にありがとうございます。 (2020年1月15日 19時) (レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶたのすけ | 作成日時：2019年12月18日 19時
