一滴目 ページ1
��吸血鬼��、��ヴァンパイア��
そんなもの、空想上の世界でしかないと思っていた。
…あいつと出会うまでは。
＿＿＿＿＿＿
ym side
「っ、……んっ、…」
酷い怠さで目を覚ました。
天井にある電気が眩しい。
ここどこだっけ…と記憶を呼び戻す。
そうだ、講義の途中で目眩がして……
あれ、それからどうしたんだけっけ？
��あ、起きた？講義の途中で倒れたの覚えてる？��
急に開けられたカーテンから覗く中年の看護師さん。
「そぅ、…だったんですか？」
��えぇ、一緒に講義受けてた子が運んできてくれたんだけど…あ！そうそう、有岡くんだったわ！��
なんとなくわかるような、分からないような。
とにかく今度お礼をしなきゃ。
「わかりました…ありがとうございました」
本当はもう少し休みたいところだけど。
ただでさえ体が強い方ではなくて、何回も講義を休んでるからこれ以上単位を落とせなくて。
��気をつけてね��
看護師さんの明るい声とは裏腹に俺の気分は最悪で、自分の体に鞭を打って保健室を出た。
「…っ、あれ？」
保健室の目の前にあるガラス張りに映った自分の姿。
黒いカーディガンから覗く青白い自分の肌。
毎回これが嫌で鏡とかガラスを見るのは苦手だけど、今日だけは違った。
「……なに、これ」
不自然なくらいに目立つ、首筋に垂れた血。
傷なんてどこにも無いのに。
「あっ、やばっ！」
不思議に思いながらも、講義の時間が迫っていて、その事なんか既に頭の端に追いやっていた。
赤黒いアザが首筋にあるとも知らずに…＿＿＿。
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ぶたのすけ(プロフ) - 花奏さん» ありがとうございます！私も言われて始めて気づきました.........！至らぬ点もあると思いますが、これからもよろしくお願い致します！ (2020年2月3日 22時) (
レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - 赤星おめでとうございます！これからも応援させていただきます！ (2020年2月3日 20時) (レス) id: ed1d1a00c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたのすけ(プロフ) - かぷなさん» はじめまして！凄く嬉しいです、本当にありがとうございます！ (2020年1月22日 7時) (レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
かぷな - はじめまして！有岡くんのキャラ、今まで読んだ小説の中で一番好きでした。すごく文章構成も上手で尊敬してます！これからも頑張ってください！ (2020年1月22日 6時) (レス) id: 5f37aa5d10 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたのすけ(プロフ) - 花奏さん» 花奏様、コメントありがとうございます！そう言っていただけて何よりです！応援本当にありがとうございます。 (2020年1月15日 19時) (レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶたのすけ | 作成日時：2019年12月18日 19時
