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最近どことなく思う事 ページ1







side yabu



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ー5月の連休を過ぎたとある日の一コマー






「ねえ、山ちゃん、この前言ってた書類だけどさ…」


「あ、それ松本さんがやってくれてた!」


「マジで?!先輩仕事早えーなー」



涼介と大貴だって充分仕事早いけどね。


なんて心の中で思いながら



「スゲッ!何この書類!」と、松本さんが作り上げたプレゼン用の書類で盛り上がる二人に含み笑い。



「ちょっと、薮ちゃん!笑ってないで見てよ、これ!すげーよ!」


「うん。あ、でも俺、ちょっと経理に行かなきゃいけないから。」




二人同時に動きが止まる。



「…はい!行く!俺も行く!」



先に食いついて来たのは大貴。


いっつもそうだよね。

なんせ、通るから。経理に行くのに…秘書課の前。




「あー…俺もついていってもいいよ?」



涼介ももちろん便乗。

二人ともお目当ての子がいるからね、そこに。




でも…




確かに秘書課の子は可愛い子多いけど。



『薮さん、お疲れ様です。書類お預かりしますね?』



…俺はやっぱり経理の窓口の人が好き。



と、言うわけでなるべく用事を作って行きたいなって思ってんだけどさ。




「…女学生じゃないんだから、連れションみたいなことしてんじゃないよ。ほら、仕事しなさいって。」



最近…というか、この人がNYから帰ってきてから、中々あそこにいけなくなった。




「…薮、その書類、俺が代わりに出してきてあげっから。お前、Jと克美君と打ち合わせでしょ?」


「はい…まあ。」



先輩であり、普段から仕事でめいっぱいお世話になってる二宮さんに言われたら、言い返しようがないけど。




「あ、山田と有岡、秘書課に行きたいなら、この書類よろしく。」


「「はい!」」




……どう考えても、経理にだけ行かせて貰えないって感じてんの俺だけ?



タブレットを持ちながら、溜息ざまに口を尖らせたら、たまたま松本さんが戻って来ていてみられてた。


「薮、行くぞ。」



肩をポンッと叩くと俺を廊下へ押し出す。




「まあ…多めに見てやって?」と含み笑いする松本さんに、俺が感じてることあってんだなーって漠然と思った。










秘書課までの廊下にて→



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作者名:mee
作成日時:2017年7月5日 11時

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