ぼくら、すんでいーい？ 【歌い手】【そらまふうらさか】

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「ぞらりゅじゃん……」



泣きながら青の子をひっぱった

青の子は眠いのか、熱なのか、ふらっと傾いた。

車道に倒れていく、車来た。私は走った。









「――――っぶないっ！」




私は青の子をぱっと支えた。

青の子はくたっと私にもたれかかってきた。



体はそんなに熱くなさそう。熱じゃないね…。

まだ小さいし、眠いんだね。

時計を見ると、九時を回っていた。



うそ、こんなに買い物してたんだ………。

ってか何時に家出たっけ………



「えっと……うらくん。その子かしてみ。」

「……っん。」




泣きそうになってるのか、小さく掠れた声で返事をした。


泣いてる白の髪の子を私は抱き上げる。

二人ぐらい、抱っこできる……かな。



「よいしょ。………あとで話聞くから私の家、入りな。」


「………。」




何も言わなかったけど緑の子は私の服をにぎって頷いた。

あとは赤髪の子……




「ねぇねぇ、後ちょっとでおねいさんのお家つくから、頑張ってあるこっか。おうちにみかんあるよ〜」


「……！ざがだ、がんばっであるぐっ……」


緑の子と手を繋いで歩いてくれた。









さ、家帰って事情調査だね。

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