ぼくら、すんでいーい？ 【歌い手】【そらまふうらさか】

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片手で頭を抑え、もう片手は壁を触りながらずりずりと重い足を動かし薬棚へ。


頭痛の薬を飲み、しばらくしゃがんでフリーズ。





そこへ…うらたんがやってきた。

「おねいさん！あさごは……」

私の姿を見てぴたっと止まった。

後から付いてきていたそらるさんがうらたんにぶつかる。


「いて…ねぇさんおは……」


私の姿を見てぴたっと止まった。

「大丈夫、大丈夫。今から朝ごはんの用意するね！」


「…」

「……しんどいならやんなきゃいーのに」



そらるさんは口をとんがらせ、そう小さく言う。

でも君たちが心配で寝れないよ…。

聞こえないふりしてふらっと立ち上がり、パンをぱぱっと焼き、座るみんなの前にパンを置く。

ジュースを用意して…ヨーグルトと……。


「いちゃだきまーしゅ！」

何も知らないさかたん。元気にパンを頬張る。

まふくんもいつもどうり食べている。

うらたんはちらちらこっちを見て心配そうな眼差しを送り、一口食べる。

そらるさんはまだ拗ねていた

でもほんとにやばいかもしれない。しんどい。

「………熱はかるか…」

独り言を言い、体温計を探しに別の部屋に行く。


ちょっと動けない。

廊下でしゃがみこむ。





ぱたぱたぱた………。

小さな足音が聞こえる。

バン！と音がして扉が勢いよく開く。









「…かぜうちゅるんで、ねてくだしゃーい！」









見ると、マスクを付けた4人だった。
それぞれ、何やら道具を持っている

何やら嫌な予感がする。もしかして寒気……？

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