Level 21 ページ22
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ドンッ パリンッ
物騒な音に振り向けば、大の男たちがやんややんやと騒いでいる。
するとその取り巻きの中に、見知った影を見つけて声をかける。
「どうも、ジョズさん」
「おぉ、お前か」
「この集まり、何やってんの？」
「見るか？」
そう言ってヒョイと俺を担ぎ上げ、自分の肩に乗せる。
高くなった目線で、下を見れば、騒ぎの中心にはイゾウさんと知らない人がいた。
「ねぇ、イゾウさんともう1人は誰？」
「アイツは赤髪海賊団の狙撃手、ヤソップだ」
「で、これは何なの？」
「イゾウとヤソップの射撃対決だな」
「ふぅーん」
お互いに百発百中で、空になった酒瓶を撃ち抜いているようだ。
イゾウさんは両手で同時に撃ち抜く器用さを見せ、ヤソップさんは銃を軽く回したりとパフォーマンスを披露してる。
その度に野次が飛び歓声が上がる。
しばらくすると決着がつかない事に気がついて、お互いの健闘を讃え合い始めた。
「おい誰か！酒ねェか？」
ヤソップさんがそう叫んだ。
しかし周りでヤジ飛ばしてた海賊たちは自分の手にした酒を手放す気はないようだ。
まあいっか。多少の親切くらい。
よいこらせっとジョズさんの肩から飛び降りて、近くのテーブルにある酒を取って、ヤソップさんのもとに行く。
「これで足りる？」
「ん？お前は･･････お頭と渡り合ってた奴か」
十分だ、ありがとよ、と言いながら、豪快に笑って酒を飲むヤソップさん。
「おっさん、狙撃手なんだって？」
「おうよ！俺はアリの眉間にだって、ブチ込めるぜ」
「フゥー、すっげ。にしてもイカしたバンダナだな」
「お前、わかる奴だなァ！」
お世辞程度に軽く褒めれば、首に腕を回され、背中をバシバシ叩かれる。
痛いし、距離近い。
日本人の俺はちょっと引くぜ、この勢い。
ウゥン
聞き覚えのある音に、まさかと思って首を少し上に向ける。
［ヤソップ 65］
［ヤソップ が仲間になりました］
［ルート 狙撃手の弟子 が解放されました］
［ルートを変更しますか？］
▶︎いいえ
はい
パララン！
［スキル 狙撃 獲得のチャンス］
［条件：ヤソップ に銃の話をする］
一言いいか。
ボーナスステージって事を差し引いても、赤髪海賊団チョロすぎね？
イゾウさんなんて、未だに30超えた事ないんだが。
･･･････まあそれだけ器がデカいんだろう。
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り - おおおおお更新だびっくりした (11月25日 22時) (
レス) @page39 id: d4ef9d6783 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - yuiさん» キャラクターやら文才やら、沢山の褒め言葉、大変恐縮です･･･応援ありがとうございます！ (8月2日 21時) (レス) id: 496ebaee13 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - 北岳さん» ありがとうございます！頑張ります！ (8月2日 21時) (レス) @page35 id: 496ebaee13 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 導入が天才的すぎる……！！ こんな文才と語彙力が欲しかった！ ツンデレ味と天然味のある夢主くんかっこ可愛いです！！ 作者様のペースで、更新頑張ってください！ 応援しております！ (8月2日 19時) (レス) id: 02206b89b3 (このIDを非表示/違反報告)
北岳 - とっても面白いです！！更新まってます！！ (7月31日 18時) (レス) @page36 id: daf41a73a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶどう | 作成日時：2022年7月20日 16時
