第65話【ブルマ】 ページ17
「──おし、じゃあ始めるか」
「宇髄さん！Aとカナヲがまだ来てません！」
「はァ？遅せぇなアイツら」
体操服を忘れたと体育館で絶叫していたAさんと彼女に一緒に借りに行こうと言っていた栗花落さんはまだ来ていない。
「音柱様、お待たせしました」
(………えっ！？)
「なんで………半袖しかないの……」
「大丈夫？寒くない？」
「や、大丈夫なんだけど………」
なんと二人はブルマを穿いていた。Aさんの目はほとんど死んでおり、栗花落さんはそんな彼女を慰めていた。ちなみに僕の両サイドの轟くんと心操くんは目をかっ開いている。
「なんでこの学校、未だにブルマ……」
「だ、大丈夫。私も穿いてるから。だから、元気だして」
すると我妻くんが「え、ちょ、待って！？Aブルマ穿いてんの！？可愛すぎない！？」と少し汚い高音(しかもノンブレス)でAさんに駆け寄った。
「善逸……うるさい」
「辛辣！！けど超可愛いんだけど？！！」
「そりゃあ、どうも」
「A、似合っているぞ！」
「ありがと炭治郎………」
寝起きのような声で不機嫌を露わにしているが、それと同時に自分が忘れてきたのだからしょうがないという表情をしている。
「……まあクヨクヨしててもしょうがない！頑張んなきゃ！！」
「前向きなA可愛い！好き！！」
「どーもどーも」
「それほとんど無視してない！？」
我妻くんとAさん……すごく仲良いな。そういや、幼なじみって言ってたっけ。あんなAさんの笑った顔、見たことない。
「カナヲ！」
「な、何、炭治郎」
「そ、その……俺のジャージ着るか？寒いだろう！？」
「………う、うん」
栗花落さんは顔を赤らめて、竈門くんのジャージを着た。そして竈門くんも栗花落さんの姿を見て目を逸らした。
(………もしかして、あの二人)
僕達はすぐに察した。それと同時に羨ましいとも思った。「何だよ、リア充がよぉ……！！」と峰田くんが正に今みんなが思っているであろう心の声を代弁してくれた。
「A！！俺のジャージ着る！？」
「え、いいよ別に」
「いいって！！風邪ひいたら元も子もないし！」
「……まあ、確かに」
「ありがとう」と言ってAさんはジャージを受け取った。
………今のかっちゃんや切島くん、瀬呂くんに上鳴くんに轟くんや物間くんや心操くんの目つきは人を殺せると思う。
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蛇口 - 更新どちゃくそうれしいですー！ぼくも玄弥オチ楽しみにしてます()これからも頑張ってくださいー、待ってますー (2021年4月17日 22時) (
レス) id: fc73c69302 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - めちゃくちゃ面白かったです！！これからも頑張ってくださいーー!!!!応援してます！！！！ (2021年4月14日 0時) (レス) id: 5235c5d393 (このIDを非表示/違反報告)
むぅ - 更新ありがとうございます！！ (2021年1月25日 19時) (レス) id: 63e081f941 (このIDを非表示/違反報告)
渡辺綱推しです - 更新ありがとうございまあぁぁぁぁす！ずっと楽しみにしていました！ (2020年12月22日 18時) (レス) id: 2597573cb3 (このIDを非表示/違反報告)
蛇口 - わー！更新あざす！ずっと待ってましたー！嬉しいいいいいいいっ (2020年11月22日 11時) (レス) id: e2c2da130b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音海 | 作成日時：2020年1月24日 21時
