第12話【どうしてこうなった】 ページ13
「オイ上鳴！寝るな！」
「うぇ！？俺寝てた！？」
「バクゴー、この問題教えてくれよ！」
「あ、俺も頼む」
「チッ、教え殺したるわ！」
……どういう状況？
あれ、私確か学校終わった後みんなで駅前のファミレス行ったよね？
そこでちょこっと勉強会して、そっから女子会して寮に帰ってきたんだっけ。
なんで私、爆豪派閥プラス轟くんと勉強会してるの？
「オイなんつー顔してんだよA。アホ面が増してんぞ」
「ごめん、あんたにだけは言われたくない」
「テッメェ、クソ髪！！何回説明したら分かんだよ！！！半分野郎は解けてんじゃねーか！！」
今にも鼓膜が破れそうである。ちなみにここは私の部屋。女子みんなで共有スペースで楽しくおしゃべりしていており、さあそろそろお開きにして自室へと帰ろうとした時に瀬呂くんに連行された。ほんっっとに死ね。
せっかく部屋で一人で勉強しようと思ってたのに。ここんとこ任務が続いてたせいで、勉強がままならなかったし。
雄英は進むスピードも早いし、抜き打ち小テストが多い。だから日々の予習復習は欠かせない。
「A」
「何」
「……お前、太った？」
「殺す」
「ちょ、待て！鞘から刀抜くな！！」
ベッドの横に置いてあった日輪刀を切島くんの方に向けた。
「てかさ、なんでA刀持ってんの」
「……防御用。襲われないように」
本当は鬼斬る為だけど。
「……いや、お前は襲う側だろ」
「それな」
ゲラゲラ爆笑する五人。決めた、絶対殺す。
「え、なんて？首切られたいって？」
「待て待て待て！！ガチで刀向けんなって！」
「へぇー、そんなに切られたいんだ」
「すんませんした！！！」
上鳴くんが土下座する。私は「よろしい」と言うと鞘に刀を収めた。
「カー！カー！」
ベランダから鳴き声がする。コツコツと口の先で「早く開けろ」と言わんばかりに協調する。
「ごめんセバスチャン」
「イイノダ。伝令、伝令。明日ノ夜、炭治郎、善逸、伊之助、カナヲト合同任務ダ」
「了解」
小声で言ってくれたセバスチャンに竈門ベーカリーで買った食パンをあげるとセバスチャンは食べながら肩に乗った。
「……そいつ、お前のペットか」
「そうだけど」
「ハッ、クソ女の所には害鳥が寄ってくるもんだなァ」
「……セバスチャン」
私が呼びかけるとセバスチャンは怒りをあらわにして爆豪くんの頭をキツツキの如くつつき始めた。セバスチャン、お前は本当に賢い鎹鴉だ。
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ぴーす。(プロフ) - すいません！鬼ごっこの話なんですけど、夢主ちゃんが鬼だったら、皆を追いかける側じゃないんですか？多分、話の内容的には夢主ちゃんが逃げで皆が鬼だと思います！ (5月25日 17時) (
レス) @page11 id: 93d57c8cdc (このIDを非表示/違反報告)
ここぴ - セバスチャンは笑いましたw 応援してます (2021年5月2日 21時) (レス) id: 9f9f73557c (このIDを非表示/違反報告)
ばなな味のあくえりあす - 珠世さんが鬼になって二百年ほどで愈史郎を作る、戦国の時代の縁壱が生きていたのが約三百年前なので約百年は違うんじゃないでしょうか? (2020年5月6日 21時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
チャケマン - あの46話の悲鳴嶼さんって手紙を読めるんでしょうか？ (2020年4月1日 19時) (レス) id: de774af347 (このIDを非表示/違反報告)
こーちゃ - ハーレムがヤバいです(語彙力がw) (2020年3月4日 17時) (レス) id: d7ebd024c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音海 | 作成日時：2019年12月28日 15時
