41日目 ページ41
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磯貝side
深夜2時頃ふと目が覚めた。
喉が乾き肌寒いため上着を羽織って大部屋から出た。
少し歩くと話し声が聞こえる。
そっと覗くと何か気配を感じた。
その時は好奇心というものにつられその部屋の中に入る。
その中にいたのは_____”化け物”
磯貝「___え」
「ギュウウウアウ?」
「ギャハハハ!」
「ア゙ア゙ア゙!!」
化け物が数え切れないほど多くいたその部屋に俺は入ってしまっていた。
入ってきた扉に手をかけ逃げようとするものの扉はピクリとも動かないし開かない。
磯貝「誰か…!!!誰か!!!!」
ガンガンと叩く一方俺の背後から化け物がどんどん近寄ってくる
この時俺は化け物に食べられ死んでしまうんじゃないかと思った。
体調の悪い母さんや弟妹たちを残して俺は…
磯貝「まだ…っ死にたくない…!!!」
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ついには肩に手を置かれ引きずられる
助けて……
.
.
磯貝「…っ助けて_____金喜さん…っ」
.
.
貴女『人が気持ちよく寝てたのに起こすんじゃねぇよクソが』
ピクリともしなかったドアから現れた彼女に向かって飛んでいく化け物
貴女『…こういうのあんだから気ぃ緩めんなよ
ほんとお人好し過ぎんだよ____”磯貝”』
磯貝「___!!」
貴女『下手したらお前”死ぬ”ぞ』
彼女が手で”払った”だけであの化け物は蒸気のように消え去った。
気づけば俺は金喜さんに抱きついていた。
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この騒ぎに気づいたきっかけはソファから落ちたことによる衝撃ついでにテーブルの角に頭ぶっけことにより完全に目が覚めた。
そこで呪いの気配を感じた。
まあ旅館とかにも呪いはいるよなーと二度寝しようとすると
磯貝「…っ助けて_____金喜さんっ!!」
ってアホ毛の声が聞こえて駆けつけて見りゃ呪霊ホイホイ。低級だったから手で祓えば即消え、アホ毛は涙目になって走ってきたかと思えば今度は抱きつかれる
磯貝「怖かったッ…!!死ぬかと思ったッ」
ガキだなと思い頭を撫でる
やっぱり怖いもんか”呪い”は
もしコイツは
貴女『”人の形をしたバケモン”が目の前にいたらどう思うんだろうな』ボソッ
磯貝「え__?」
貴女『いいや何でもねぇ、つーかいつまで泣いてんだ。さっさと”夢”から覚めろよアホ毛』
ペチンと指を鳴らした。
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嘉代15(プロフ) - 神凪 巫琴さん» わっ〜ありがとうございます!私神凪 巫琴さんの作品全て大好きです!!そう思っていただけて凄く嬉しいです!新作も楽しみしております! (2021年1月30日 16時) (レス) id: 2fa3f430cc (このIDを非表示/違反報告)
嘉代15(プロフ) - プスメラさん» コメントありがとうございます!オチはまだ未定ですので参考にさせて頂きます!応援よろしくお願いします! (2021年1月30日 16時) (レス) id: 2fa3f430cc (このIDを非表示/違反報告)
嘉代15(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございます!続き楽しみにしていてください! (2021年1月30日 16時) (レス) id: 2fa3f430cc (このIDを非表示/違反報告)
嘉代15(プロフ) - あーるさん» ありがとうございます!続編でもなるべく多く更新できるよう努めていきたいと思います!応援よろしくお願いします! (2021年1月30日 16時) (レス) id: 2fa3f430cc (このIDを非表示/違反報告)
嘉代15(プロフ) - らむくん@ヴィル様の旦那さんになりたい人さん» あわわっありがとうございますっ!続編でも頑張りますので応援よろしくお願いします!! (2021年1月30日 16時) (レス) id: 2fa3f430cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嘉代15 | 作成日時:2020年12月19日 22時