その女、好みの男を拾う。

13日目 ページ13

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自販機の近くには体育館がある。
集会がなるなら時間までここら辺で待機することにしよう。



飲み物ー何にしよ。
アー、微妙だな。酒ねぇかなー。ねえか。



缶コーヒーを買って飲んでいてふと見えた。
「椚ヶ丘中学校 連絡提示版」と書かれた紙


全校集会について

〇全校集会は昼休み明けの5時間目に行う。

〇Ｅ組の生徒は昼休みを返上して特別校舎から本校舎体育館に移動すること。

〇その際、他のクラスの生徒よりも先に整列を終えておくと。





貴女『か。つーかこの缶コーヒークソまっず おっえ"ー』




これほんとコーヒーか？不味いのが口に残る




貴女『最悪二度と買わねぇ、水にしよ』




口慣らしに水を買い替えた。
すると後ろから誰かの気配を感じた。

山の方から？森か？

同じ制服を着た生徒達だ。





「何とか着いたわね…」


「ああ、時間はまだ大丈夫そうだな…皆ここで少し休憩しよう」





ザワザワと人がどんどん集まってくる。
その中でなんともまあ個性的な奴がいた。




「愛華ぁ〜もうあるけなぁいい〜陽斗くぅん、おぶってくれないかなっ」



陽斗(？)「あっ、わりぃ…俺疲れってから」



愛華(？)「悠馬くぅん！！！」



悠馬(？)「ごめんな、俺も限界だから」





拒否られてんやん。
それで女子と話すこと無く男子と話す女

まあ私には関係ねえか。



するとポケットから伝わる振動
確認するとあいつから何が送信したメッセージ。




え、やば。は？は？(困惑)

甚爾君の呆れ顔付きの写真が数枚送信されていた
あーん、服似合うよー(泣)
鎖骨エッジｯｯ！！！

あいつ服のセンスあんな！！
キャーと叫びたがったがここは学校だ。

平常心を保つためひとまず
半分以上あったペットボトルの水を頭にぶっかけた。



するとさっき女が話しかけていた、アホ毛と如何にもチャラそうな奴含め大半のヤツらがこちらを見て目を見開いていた。


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