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#.118 ページ11



〔浅野side〕


僕は太宰さんのいるトイレがある方に走っていた。するとちょうど女子トイレから彼女は出てきた。


貴女『……わあビックリ』

浅野「棒読みやめろ」


貴女『わぁ!?ビックリ!!』

浅野「五月蝿い現代文野郎」



じゃどんな反応すればいいのさと頬を膨らませていた。


貴女『………でどうしたんだい 私に何か用があって息切れしてるんだろ?』



察したのか彼女はやれやれ聞いてやろうと言う目で見てくる。
その余裕顔はいつまで持つかな。



浅野「単刀直入に聞く
竹林の様子を見に来た時に見せたあの"血"はなんだ」


すると目を見開き体がビクッと跳ね上がったを見逃さなかった。


貴女『………なんのことだい』

浅野「とぼけても無駄だ 咳をするとき口元に手を当てた時にでも付着したんだろう その包帯が白いから余計ハッキリ見えた 赤い血がな。それに草むらのところにも君の血痕があった 説明してもらうか」

貴女『それは無理な話だ』



僕が話した瞬間に太宰さんはいつもよりも低いトーンで云った。
顔を見ると冷酷な表情をしていた。



貴女『君には関係ないこと。それ以上は聞かないでくれ』



彼女は僕から逃げるようにこの場から離れるが諦めない。
ガシッと腕を掴むのとイッと険しい顔したため包帯をしていた腕から手を咄嗟に離した。

その包帯といいなんだ。
何を隠している。



浅野「言ってくれ」

貴女『いやだ』

浅野「何故だ」

貴女『言いたくない』



浅野「………」

貴女『………』


互いに互いを睨み合う

太宰さんはやはり何かを隠している。僕はどうしてでも知りたい。

僕は太宰さんが逃げないようにいわゆる壁ドンというもので逃げ場を失わせた。

諦めない諦めが悪いんだ僕は。
すると観念したのかため息をついた



貴女『浅野君』



太宰さんはこちらを見る。知れる。太宰さんが隠す秘密を。
そう思い気を緩めていた時__










































貴女『悪いな』

浅野「なっ____」



一瞬で俺の背後に回り首に注射の針が刺さり抜こうとしたら視界がぐらりと歪み必死に堪え太宰さんを見た

それは酷く泣きそうな顔をしていた

太宰さんと呟くが耐えきれずその場で意識を失った。


#.119→←#.117



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向日葵蜜柑 - こういうの好きっス 尊敬してます!! (6月17日 8時) (レス) @page39 id: b6e25e049a (このIDを非表示/違反報告)
陽菜 - 泣いた、凄い❣️ (2023年2月2日 19時) (レス) @page39 id: 1eed7975f0 (このIDを非表示/違反報告)
蝶々 - 最ッ高です!泣きました! (2022年2月8日 18時) (レス) @page40 id: 11b1ad38fd (このIDを非表示/違反報告)
らみ(プロフ) - 作者様ぁぁどんだけ私を喜ばせたら気が済むんですかァ!!ちょっと嬉しすぎて天国行きそうです (2022年2月6日 19時) (レス) @page40 id: 9f46023976 (このIDを非表示/違反報告)
ゾア(プロフ) - おぉっとぉ……? (2022年2月6日 16時) (レス) id: 1f5360b9e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:嘉代15 | 作成日時:2019年4月28日 17時

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