だから違うっちゅうねん！人違いや！

22〜 ページ23

午前中にある程度のことを終わらせたので
暁美はイダちゃんと社内探索をしていた


「天童補佐」

「ん？なん？」


忘れてもぅてるかもしれへんから
言っとくけど
俺、天童暁美っちゅう名前やからな？


「部屋の方に戻られたほうがいいかと。」

「んー、大丈夫やろ」



「おい」


ほーら、おいでなさったわ


「何サボってんだよ。探したじゃねぇか」

「別にサボってへんけどな。で？
探してたんやろ？」


そう言うと、中也は暁美の耳に触れた


カシャ……と赤いピアスを付ける



「ピアス、洗面所に忘れてただろ」

「嗚呼、そういや外しとったなぁ」


「もう忘れるんじゃねぇぞ」

「堪忍な」



そして中也は帰って行った




「え、それだけ？」


それだけとは？


･･･嗚呼



「イダちゃん〜、こういう絡み好きなんか？｣

「いえ、もう少し……」

「もう少し？」

「ナンデモナイデス…」





イダちゃんの秘密見つけたり〜

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