みんな大好き北さんの妹【稲荷崎】

トラブル ページ9

こうして私は楽々稲荷崎へ入学。

すぐに私のマネお試し期間が始まった。


体育館の準備、ドリンク、ビブス洗濯、部室の掃除などやることは多かったけれど、至って順調に進んでいた。


まだ一週間しか経ってないけど、中々楽しい。

毎日試合をやってくれるし。

特に、大好きな高校バレーが一番近くで見れるのはとてもありがたかった。


時々、信介を除いて部員からの視線が冷たいような気がする。

気のせい…かな。いや、気のせいであってほしい。

もしバレー部を追い出されたりでもしたらって考えると辛くなる。


誰がなんと言ったってここは私の居場所。

ここが私の一番落ち着く場所だ。



　
　
すると、
　
　
「あの…「ええ、俺が言う」


部員と侑が私の方へ来た。



　
　
　

『どうしたの？』
　
　


　
　
　

侑はとても怒っていた。
　
　
　
　
　

　
　

侑「ええ加減にせえや！！！！！！」
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　

　
…え？


　
　
周りの部員はざわつき始めた。信介はポカンとした顔でこちらを見ていた。
　
　
　
『…なにが？』
　
　
　
侑「なんでマネなんかやっとるんや！！邪魔や！！もうやめろや！！！」



『だからなんで？』
　
　
　
　
　
　
侑「とぼけんなや！！なんで試合の記録取ってないねん！！部員がどれだけ迷惑に思ってるか分かってんのか！！」
　
　
　
　
『…』
　

　
　
侑「マネは自分でノート作って試合の記録、部活の様子観察するんやないんか！！
　
　

試合のメンバー、勝ち負け、点取った奴、速攻何本使ったか覚えとんのか！！試合に出てないお前が覚えとるわけないやろ！
　
　

　
　
　
　
こんなんサポート不足やねん！邪魔や帰れや！！」
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　

　
　
　
信「おい侑『……記録？』
　
　
　
　
　

　
　
　
『記録を取ればいいの？』



　
　
侑「今さら！『記録取ればいいのかって！』
　
　
　

　
『聞いてんだけど』
　
　
　

　
信介が息を呑んだのがわかった。

気持ち→←ええ子

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