あんだーてーる小学校！4

放課後 ページ11

Aside

「皆さん、明日は体育の時間が多いので
　しっかり睡眠をとって下さいね」

教室に戻って、帰りの会後

「…今日、放課後空いてる……？」

あれからかなり仲良くなっているキクアに話しかけられた

遊びのお誘いかな？

『空いてるよ、
　門限までには帰らないといけないけど』

そう言えば、仲いいけど学校終わってから遊んでは無い

「かえってすぐ、ここの正門前に来てほしい」

『なるべく急ぐ！
　それじゃ、またあとでー！』

地味にこの世界ではじめての人間友達との遊ぶ約束だから、いつもより気合いをいれてルーラを使った

…結果

なぜか知らないひとの家の前に着いたとさ☆

大きな門に、ひっろい庭のいかにもな豪邸だ

誤操作か…

どうしよう！？
ここがどこか全く分からない=帰れない

そう、かなりあるはずのMP全部使いきっちゃってるのです

だから帰りのルーラ使えない

詰んだってこういう事をいうのかな

近くをブラブラしてみるか、と考えていると
遠くから見覚えのある人影が。

つい数分前に別れた筈の…

『キクア！？』

「わっ、びっくりした…
　私の家の場所分から無いだろうから
　校門で待ってて、って言ったと思ってた……」

あ、ここキクアっちのハウスだったりする？

……はい？

『うっ…そうじゃなくてね
　学校から帰るとき、魔法が失敗しちゃって…
　気付いたらここにいたんだ』

「凄いねその運…
　まぁ、案内するよ。
　今からでも全然良いから……」

こうして、足を踏み入れるのも緊張する豪邸に連れていかれた

『ここ、
　私なんかが歩いても大丈夫な所でしょうか？』

「急な敬語…やめて。
　住みたくて住んでる訳じゃ無いから」

『ｱｯｺﾞﾒﾝ…』

ごめん、よそよそしく対応してしまう

「ここ私の部屋
　先に入って待ってて、すぐ戻るから」

あれ

通された部屋は
他の場所と違い、本が沢山おいてあったり
布切れ？がそこらじゅうに散らばっていた

『何だろうこの本…んん！？
　これ、服の設計図？』

…勝手に物色したことを反省し、目を瞑って待つことにした

ガチャリ

「どうして目を瞑ってるか知らないけど…
　開いて？」

部屋の主にいわれたから開くと…

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