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渡「へぇー。いつもこんなん飲んでんだ？」
ファンの子がみたら確実に湧くであろう、
右側の口角だけあげて、
意地悪な顔で笑っている。
その手には俺がさっき机に置いた箱が握られていて。
______ 終わった。
身体が硬直する。
渡「で？今手に出してるのは？
いち、に、さん、よん？
あれお前って算数苦手だったっけ」
フッ て 鼻で笑う翔太は、
こんな状況でなければ、
間違いなくドSなイケメンだった。
渡「それ、飲みに来たんでしょ？
どうしたの、はやく飲みなよ。
俺1番はやく寝落ちたからさ、
ちょっと目覚めちゃって。
喉乾いたから、水 飲みに来ただけ。」
いつの間にか目が覚めたらしい翔太に、
全く気が付かなかった。
佐「あの、このことは、 ｯ」
渡「内緒にして欲しいって？
悪いことしてる自覚はあるんだ？」
どうやら彼は今
意地悪スイッチが作動してしまっているようで、
栄養も睡眠も不足していて
働かない俺の頭では、
何を言ってもダメだと悟る。
佐「寝れなくて、」
渡「そっか。それは辛いね。
だったらこんな市販薬飲んでないで
病院行くべきなのは分かってんじゃねぇの？」
言い訳すら許されない。
口を開けば遮るように正論をかまされる。
渡「まぁ、俺は 水 飲みに来ただけだから。」
ペットボトルを持って布団へと戻っていく翔太は、
後ろ姿までかっこいい。
って、そうじゃなくて。
これは緊急事態が発生した。
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みるく(プロフ) - 一気見させていただきました。とてもとても心に残りました。繊細な文章でとても苦しく…。また次回作も楽しみにしています。 (2021年3月5日 18時) (
レス) id: 9c51ec73fc (このIDを非表示/違反報告)
真奈美(プロフ) - いい作品を書いてくださりありがとうございました。次回作も待ってます。 (2021年3月5日 13時) (レス) id: 0334695bad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：昴 | 作成日時：2021年2月28日 23時
