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勝った…!!!煉獄さん!
私やりましたよ…!!!


「(チーン…)」


あの時──

私は素早く下へと屈み、
股目掛けて渾身の正拳突きをかました。
その拳は上に向かい抉るように急所を…


ムフフ。これでしばらくは起き上がれまい…





……って、アァァァア!!


『うわぁぁあ!どうしようどうしよう…
 この人煉獄さんのお父さんだった!!』


「ん!?どうしたんだ八鎖少女!
 まさか父上と会……


 父上!?父上が倒れている!!!
 千寿郎!!!!父上が!!」


あっまずい…ここに来て初日で屋敷を
追い出されるかもしれない…………





………






パタンッ


「父上は眠っておられます。
 兄上と一緒に部屋へ運んだので
 もう大丈夫ですよAさん!」

『うぅ…ごめんなさい…』

「あの…それで一体何が起こったんですか?」

『実は…』



私は事情を話した

屋敷内を探索していた事

厠の前で煉獄さんのお父さんに
ぶつかってしまった事

嫌味を言われた気がしたので思わずカッと
なって金的を喰らわせた事…



『それが事件の真相です…
 元は私の前方不注意が悪かったんです…
 本当にごめんなさい…』

「Aさん…そんなに気落ちしなくても…」


「今の話は本当か!(スパーン!)」


『うぉっ!?』


いきなり戸を開けて入ってきたのは
本物の煉獄さんだった


「凄いじゃないか八鎖少女!!
 あの元柱の父上相手に
 一撃必殺を決め込むとは!」

『え…』

「いやぁこれは稽古が楽しみだ!
 なんせ期待の新人だからな!」

『ちょっ怒らないんですか…?』

「??なぜだ?」

『私…これから師匠になる人の父親に
 あんなことしたんですよ…?(金的)』


お父さんもあんな姿を息子に
見せなくなかったはずだ…


「なんだ!そんなことか!」

『そんなことかって』

「父上も長いこと鍛錬をしていないからな!
 きっと身体が鈍っていたのだろう!
 なんせ父上の本気は凄いからな!

 ──そんなことより、そろそろ夕餉の
 準備をしよう!腹が減ってきた!」

「はいっ兄上!Aさんも一緒に
 行きましょう!」


千寿郎君は罪悪感で虚ろになっていた
私の手を引っ張り、
居間へと連れて行ってくれた


なんて良い子なんだろう…
私は心の中でごめんねを連呼していた…

六→←四



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設定タグ:鬼滅の刃 , ギャグハー?   
作品ジャンル:ファンタジー
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ペン(プロフ) - コメントありがとうございます…!笑っていただけたようで何よりです…!第二章は、話のストックが溜まり次第出す予定ですので…頑張ります! (2019年9月1日 19時) (レス) id: 078d4a990b (このIDを非表示/違反報告)
雪月風花(プロフ) - すごく面白いですね!!乾杯のところで笑ってしまいましたwこれからもこの作品見て笑いたいと思います!更新頑張ってください!応援しています! (2019年9月1日 18時) (レス) id: 28009c6402 (このIDを非表示/違反報告)
ペン(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます!作品更新の励みになりました…頑張ります! (2019年8月21日 19時) (レス) id: ade812aa67 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2019年8月21日 13時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
ペン(プロフ) - 風雅さん» 好きと言って頂けるだけで嬉しいです…もう本当に感無量…ありがとうございます風雅さん…! (2019年8月19日 21時) (レス) id: ade812aa67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペン | 作成日時:2019年7月30日 20時

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