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三十八 ページ39





それからしばらくして、
私は荷造りをしていた


はー…本当にここを離れるんだなぁ…

頑固だけど私の癒しだった千寿郎君…

頼れる人だけどたまに
からかってくる煉獄さん…

あまり交流は無かったお父さん…


『寂しくなるなぁ…(ボソッ)』

「うむ!俺も寂しいぞ!」

『ファッッ!!?』


びっびっびっくりしたァァ!!

いつの間に来たんだ!?


「む!驚かせてしまったか!すまない!」

『いえ…大丈夫です…なにかご用ですか?』

「そろそろ時間になると思ってな!
 様子を見に来たんだが、まだ準備が
 終わってないようなら手伝うぞ!」

『いえ、もう終わっているので大丈夫です。
 その…ところで千寿郎君は…』

「まだ部屋にこもっているぞ!」

『そうですか…』


実は、煉獄さんに水柱様の所に行けと
話をされたあの日以来、私は千寿郎君に
避けられている…ような気がする

というか気のせいであってくれ…!!

千寿郎君やっぱり私の奇行に引いたのかな…

ご飯時はすぐに食べて部屋に戻ってしまい、
家事炊事もすぐに終わらせては
部屋に戻ってしまう

今日ここを()つのに…嫌われたままは嫌だな…


『……』

「安心しろ八鎖少女!千寿郎が君を嫌いに
 なることはないと思うぞ!」

『嫌われてる以外に
 人を避けることってありますかね…』

「ある!!なんせ俺は千寿郎の事情を
 知っているからな!!」

『はっっ!?あっすいませんいきなり…
 でもそれって…今はまだ私に
 言えないことなんですか…?』

「言えない!!」

『そうですか…』


煉獄さんもぐるなのか…!!

なにを企んでいるんだ…
いや、もうなんでもいいから
私はただ千寿郎君に会いたい…


「さぁ、そろそろ行こう!」

『はい…わかりました…』


私は荷物を持ち、部屋を後にした

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設定タグ:鬼滅の刃 , ギャグハー?   
作品ジャンル:ファンタジー
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ペン(プロフ) - コメントありがとうございます…!笑っていただけたようで何よりです…!第二章は、話のストックが溜まり次第出す予定ですので…頑張ります! (2019年9月1日 19時) (レス) id: 078d4a990b (このIDを非表示/違反報告)
雪月風花(プロフ) - すごく面白いですね!!乾杯のところで笑ってしまいましたwこれからもこの作品見て笑いたいと思います!更新頑張ってください!応援しています! (2019年9月1日 18時) (レス) id: 28009c6402 (このIDを非表示/違反報告)
ペン(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます!作品更新の励みになりました…頑張ります! (2019年8月21日 19時) (レス) id: ade812aa67 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます! (2019年8月21日 13時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
ペン(プロフ) - 風雅さん» 好きと言って頂けるだけで嬉しいです…もう本当に感無量…ありがとうございます風雅さん…! (2019年8月19日 21時) (レス) id: ade812aa67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペン | 作成日時:2019年7月30日 20時

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